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【放送芸能】

草なぎ剛 変!だけど愛すべきお父さん演じ切る 映画「台風家族」あす公開

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 両親の遺産を狙って実家に集まった4人のきょうだいを描いた映画「台風家族」(市井昌秀監督)が6日、公開される。鈴木家の長兄、小鉄を主演するのは草なぎ(くさなぎ)剛(45)。ブラックユーモアを交えたコメディーの背景に流れる「ゆるやかな家族愛を感じてほしい」と語る。 (酒井健)

 高校生の娘がいる父親役に「笑っちゃうぐらい、変なお父さん。でも、娘を育てていく点では筋も通っていて、愛すべきお父さん」。小鉄は、仕事は長続きせずカネに細かい。「遺産は全部、俺がいただく!」と弟や妹にキレてみせる独特のキャラクター。クセと多面性のある役を演じ切った。

 小鉄は、妻の美代子(尾野真千子)と娘のユズキ(甲田まひる)を連れ、十年ぶりに実家を訪れる。銀行から二千万円を奪う強盗事件を起こした両親は、行方不明のまま。長女の麗奈(MEGUMI)や次男の京介(新井浩文)と両親の形式的な葬儀を済ませ、財産分与の話し合いを始める−。

 三男の千尋(中村倫也)も加わり、ドタバタの騒動が巻き起こる中、四人が胸に秘めていた家族への思いが明かされる。「いい意味で常識から外れたエンターテインメント。ジェットコースターのような展開の中に、家族愛やきょうだい愛が出ている」と草なぎ。

 自身も三人きょうだいの長男という。「幼い頃は、ささいなことで本気のけんかをしますよね。けんかをしたり、分かり合えたり。家族って、そういうものじゃないかな」と笑う。「台風家族は相続の話だけど、きょうだいげんかの熱量は、子どもと同じかも。どの家族でも、共感できる部分があると思う」と話した。

 「台風家族」は草なぎにとって、SMAP時代の「中学生円山」(二〇一三年)以来の映画の単独主演作。「出番が多ければ、思いも深くなる。映画の主演は特別なこと」と愛着を語る。

 本作の公開を巡っては、京介役の新井が強制性交罪で逮捕、起訴された影響で六月の予定が延期になった。しかし、配給元のキノフィルムズは「事件と作品は別」と判断。再編集なし、三週間限定での公開を決めた。

 草なぎは「被害に遭われた方もいる。本当に難しく、デリケートな問題」と言葉を区切った後、「僕にとっては、人生を左右するほど大切な作品。見てくれた方から、ファンや仕事の縁が広がるかもしれない。(主演以外の)他のキャストも同じだと思う」と、俳優が作品に懸ける思いを吐露。公開が約三カ月遅れたが、「見てもらえる機会がもらえただけで幸せ。(公開を望む)声を(配給会社に)届けてくれたファンの方に感謝したい」と語った。

「台風家族」の一場面。右は小鉄役の草なぎ剛

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◆ジャニーさん「いつも思っている」

 草なぎは、元SMAPメンバーの稲垣吾郎(45)、香取慎吾(42)とともに、ファンサイト「新しい地図」を拠点に活動している。かつて所属していたジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川さんのお別れ会が四日、東京ドームで営まれたが、三人とも「仕事のため」欠席した。草なぎは「台風家族」のインタビューで、ジャニーさんについて「エンターテインメントの世界に導いてくださった方。この世界で生きていく中で必要な、いろいろなものを教えていただいた。心の中でいつも思っています」としのんだ。

 

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