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【放送芸能】

吉岡里帆 悩みながら攻めた 主演映画「見えない目撃者」あす公開

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 テレビドラマ、CM、映画とキャリアを積んでいる女優、吉岡里帆(26)=写真=がグッとアクセルを踏み込んだ。20日公開のサスペンススリラー映画「見えない目撃者」(森淳一監督)に主演。猟奇的な連続殺人事件に遭遇、殺人鬼と対峙(たいじ)する盲目の元女性警察官という難役を演じた。「悩みながら監督と攻めました」と言う吉岡には、清楚(せいそ)なルックスや若さに寄り掛からぬ演技派女優として大成することへの意欲を感じた。 (竹島勇)

 七月上旬、東京都内の映画館であったマスコミ向けの試写会。上映前に登場した吉岡は「私にとっての挑戦作です」とあいさつした。

 「挑戦作」という発言の真意を後日尋ねると、「思い入れのある作品。気持ちを直接伝えたくて」と明かし、「盲目の役、(刺激が強いシーンにより映倫の)R15+(十五歳未満は鑑賞不可)指定というハードな表現。アクション、事件を通して人間として成長して一条の光を感じさせる初めての作品なので…」と説明した。

 なつめ(吉岡)は警察官になる夢をかなえたが、直後に自らの自動車事故で視力と同乗の弟を失い、警官も辞める。それから三年、盲導犬パルを相棒に、いまだ心を閉ざしていたなつめは偶然、高校生の春馬(高杉真宙(まひろ))と乗用車との接触事故に遭遇。聴覚と洞察力が発達したなつめは、車内に若い女性が拉致されていることに気付く。警察に通報し、なつめとパル、春馬は協力して女性を捜すが、異様な殺人鬼との命をかけたバトルに巻き込まれていく。

 日本では二〇一四年に公開された韓国映画「ブラインド」(アン・サンホ監督)が原作。「台本を読み、やったことのない役柄に撮影も二カ月じっくり取り組めると聞いて、必ずやりたいと思いました」と笑顔で話す。

 なつめはパルと行動をともにして意思は伝わるが、春馬とはアイコンタクトができない。なつめが犯人に追われるシーンや、殺人鬼の暗闇のアジトでの死闘も、盲目のなつめが見ることができない恐怖や残虐シーンをすべて観客が見ることになる構成だ。「観客も心情的になつめの相棒になる作品です」

 この作品を通じて、吉岡は「なつめという戦い抜く新たな役柄を表現できたことが大きい。ゆくゆくは犯罪者も演じてみたい。また、スタッフさんの職人さんとしての技術にも感動しました」と語った。

 ※東京・丸の内TOEIほか、全国で上映。

 

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