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【放送芸能】

細野晴臣 半世紀の軌跡 ドキュメンタリー映画「NO SMOKING」あす公開

「NO SMOKING」から。2016年5月に横浜中華街で開いたライブ。ステージ前列中央が細野晴臣、同左は星野源

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 日本の音楽シーンで多彩な輝きを放ち続ける細野晴臣(72)が今年、デビュー50周年を迎えた。その半世紀の軌跡をつづったドキュメンタリー映画「NO SMOKING」(佐渡岳利(さどたけとし)監督)が11月1日から、東京・シネスイッチ銀座などで全国公開される。斬新で分かりやすい音楽活動、センス豊かな仲間との出会い…。細野イズムが存分に堪能できる作品だ。 (竹島勇)

 「“周年”に関心はなかったが、五十年はいろいろあったので、これをシメにと思って」

 映画は一九七〇年に結成したバンド「はっぴいえんど」の大滝詠一や松本隆、七〇年代後半から八〇年代にかけて一世を風靡(ふうび)したユニット「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」の坂本龍一、高橋幸宏ら、才能あふれる仲間と融合し、自身の音楽にさらに磨きをかけていった日々を淡々と描いている。

 「僕のところには人が集まるんですよ」と振り返る細野。後に作曲家としても活躍し、二〇一三年に死去した大滝との出会いを「武将がお互いの力量を瞬時に分かり合う感じ」と説明した。「大滝君が亡くなって困った。音楽を語る人、新曲を聴いてもらいたい人でした」。その存在の大きさをそう語った。

 「テクノ系」というジャンルの先駆けとなったYMOについては、まず高橋に声をかけ、ちゅうちょする坂本を説得して始めたという。コンピューターやシンセサイザーを取り入れ、「ライディーン」などの大ヒットや独特なヘアスタイル「テクノカット」などが社会現象となった。「YMOの成功で音楽を一生続けていける」と実感したという。

 映画に出演したモデルの水原希子(きこ)・佑果姉妹と東京国際映画祭のレッドカーペットを一緒に歩いた。希子は「インターネットで(細野の)昔の曲の魅力を知った」と語る。ナレーションの星野源も細野を信奉、その影響もあり、若いファンも増えているという。

 細野自身は自分の音楽のDNAは残っていくと思うのか。「それはともかく、自由に好きな曲を作ることを大切にしてきたと言えるよ」と胸を張った。

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<ほその・はるおみ> 1947年、東京都生まれ。69年にバンド「エイプリル・フール」でデビュー。70年「はっぴいえんど」結成。73年からソロ活動とともに「ティン・パン・アレー」で活動。78年結成のYMOは世界的に注目される。松田聖子らへ楽曲の提供やプロデュースなども展開。今年3月、ソロの第1弾アルバムをリメークした「HOCHONO HOUSE」を発表。11月4日まで東京・六本木ヒルズ東京シティビューで半生を振り返る展覧会「細野観光1969−2019」を開催中。11月30日、12月1日に東京国際フォーラム(有楽町)でコンサート。

 

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