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【放送芸能】

のん 昭和歌謡にのって 笑って泣いて 映画「星屑の町」 3月6日公開

映画「星屑の町」でヒロインを演じる女優ののんさん

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 女優のん(26)が、売れない昭和歌謡コーラスグループのボーカルのヒロインを演じ、ブレークを目指す人情喜劇映画「星屑(ほしくず)の町」(杉山泰一(たいいち)監督)が三月六日に公開される。「昭和歌謡は難しかったが、素晴らしいベテランキャストの皆さんと、笑って泣けて元気になる作品ができた」とのんは胸を張る。 (竹島勇)

 一九九四年から七作上演された、昭和歌謡を歌う「山田修とハローナイツ」を巡る舞台「星屑の町シリーズ」を映画化。ラサール石井、小宮孝泰、原作の水谷龍二が結成したユニット「星屑の会」が公演し、人気を集めてきた。映画でも水谷が脚本を手掛け、石井、小宮も出演している。

 グループは山田修(小宮)をリーダーに、市村(石井)、込山(渡辺哲)、青木(有薗芳記)、西(でんでん)がコーラス。天野(大平サブロー)がボーカルを務め、ベテラン歌手のキティ岩城(戸田恵子)と地方を回って細々と活動している。東北の田舎町でのショーの際、母のスナックで働く愛(のん)は、メンバーの軽口に乗りハローナイツで歌うことに。愛やメンバーの人生の哀歓が描かれる。

 「名優のベテランぞろいなのが出演の決め手ですが、二十五年のチームワークの中に入っていくのは緊張しました」と振り返るのん。歌謡ショーのシーンではコーラスメンバーを従え、ドレス姿で島倉千代子の「ほんきかしら」、ピンキーとキラーズの「恋の季節」、藤圭子の「新宿の女」を披露する。ロックミュージシャンとしても活動するのんだが、「昭和歌謡の曲にはいろいろな歌唱テクニックが盛り込まれていることが分かった」と発見もあったという。一番印象に残った曲として「新宿−」を挙げ、「どすが効いていて衝撃的。気合が入りました」と笑う。

 「能年玲奈(のうねんれな)」として、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気者となったが、紆余曲折を経て、現在は「のん」の名でデザイナーや画家、声優など独自の活動を展開している。そんなのんが強調したのが「自信」と「怒り」。「自分には自分なりの自信があり、さまざまな怒りをポジティブに変化させて生きている」と一つ一つの仕事に向き合う思いを明かした。

 今回演じた愛と自身との共通点を「愛は自分の歌唱に自信を持っている。私も自分のすべてに自信を持っている。へ、へ、へ」と笑いながら分析した。

 今月二十九日、東京・EXシアター六本木で開く女性ばかりのロックフェス「NON KAIWA FES vol.2」に出演。そのキャッチコピーは「女の子の怒りはポジティブなパワーになる!」だ。のんは「日々、さまざまなことに怒っている。うなることさえある。怒ることで力が出るんです」とさらり。「自信」と「怒り」が生きるパワー。いろいろあっても、のんは熱い。

「星屑の町」から。のん(左)

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