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【放送芸能】

EXILE・TETSUYAが学長 高卒資格も取れる学院開校 ダンスで夢広がれ

EXILEのTETSUYA=名古屋市東区で

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 世界的なダンサーを目指して鍛錬しながら、高校卒業の資格も取れる。そんな学校「EXPG高等学院」が4月、東京と名古屋、大阪で開校した。EXILE(エグザイル)のTETSUYAがパフォーマーの傍ら学長を務める。「子どもらが、ダンスで夢を広げられる場を提供したい」と力を込める。 (林啓太)

 「ダンス教育は、低年齢化している。プロを目指す子にとって十代の後半は、大事な時期なんです」

 EXPGはEXILEのメンバーが営む芸能プロダクション「LDH」の子会社。国内外の十五カ所でダンススクール「EXPGスタジオ」を展開している。

 東京など三カ所で開く高等学院は、地元のEXPGスタジオに併設し、定員は各三十人。生徒らは、高等学院が提携する通信制高校の単位を取りながら、一回九十分のダンスなどのレッスンを週に六回受ける。ヒップホップを基礎に、他のジャンルの踊り方も学ぶ予定。

 EXPGスタジオのレッスンは週二回のみ。高等学院では、踊れる体づくりやけがの防止策を含めて、指導が手厚くなるという。

 自身にはEXILEの公演のかたわら、EXPGスタジオで教えた経験がある。卒業生が必ずしもダンスに関わる職に就けないことに心を痛めた。「アーティストになれる子は一握り。高等学院はプロだけを育てる場にはしない」と話す。

 生徒らの将来像を、分かりやすく図形で例える。活躍の場が、下から上に上るほど狭まる「三角形」ではなく、広がる「逆台形」に−。昨年十二月に出版した自著「三つ編みライフ〜夢を叶(かな)えた31の言葉〜」(日経BP社)で提案した。

 実際に「逆台形」の環境は、整いつつあるという。LDHには経営や企画制作の担当者、EXILEのブランドを生かした衣料品店や飲食店の店員らもいる。社外に目を向ければ、中学校の体育ではダンスが必修化。福祉の現場でも、高齢者や障害者らがダンスを体験する取り組みがある。

 高度なダンスの素養を身に付けた高等学院の卒業生が、中学の教員や福祉の職員になれば−。「いろいろな場所でダンサーが活躍する社会になったら、きっと楽しい」と前を見据えた。

<テツヤ> 1981年、秋田県生まれ。19歳でダンスを始め、28歳でEXILEにパフォーマーとして加入。東日本大震災の被災地で、子どもらとダンスを通じて交流した。早稲田大大学院でスポーツビジネスを学び、2018年に修了。

 

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