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【伝統芸能】

<目指せ!47都道府県 コンパスの民謡紀行> 富山「こきりこ節」の巻

こきりこを持つ中島和彦(左)と、ささらを手にする西本宏一

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 中島和彦(中)西本宏一(西) どーも! 民謡音曲漫才のコンパスです! 

 中 早くも連載二回目! 

 西 そりゃそうですよ、大好評でしたから。

 中 自分で言うなよ(笑)。

 西 漫才協会の「Wモアモア」のしん師匠が前回の新聞見て、津軽甚句歌ってたんです。

 中 うれしいですね。

 西 音痴でしたけど。

 中 絶対言っちゃダメだろ! でも師匠のように、皆さんにも民謡を好きになるきっかけになればいいですね。

 西 今回は前回に引き続き、津軽甚句です。

 中 やらないわ! それしかできないと思われますから。今回は私、中島の故郷、富山県の民謡。

 西 越中おわら節!

 中 最高ですね! でもそれではなく。

 西 毎年、富山市八尾で行われる「おわら風の盆」、全国からたくさんの来訪者を歌と踊りで魅了する、やっぱり越中おわら節だ! 

 中 あの、話聞いてます?

 西 日本民謡屈指の難曲、一生おわらともいわれてる、歌ってください。

 中 それが選ばなかった理由だよ(笑)。いずれはご紹介したいですが! 今回は富山県民謡「こきりこ節」。南砺(なんと)市五箇山(ごかやま)地方の民謡で、五穀豊穣(ほうじょう)祈り歌、日本最古の民謡といわれています。ゆったりとしたテンポで筑子(こきりこ)やささらといった楽器を使います。五箇山は何度かお仕事で行きましたね。

 西 五つの谷間が五箇山の由来でして、松本、相葉、二宮、桜井、大野。

 中 それ五人で嵐! 谷ですからね。

 西 何といっても世界遺産のガチョーン造り。

 中 合掌造り! 谷啓さんの家か! 無理に谷を入れないで。

 西 歌う時に竹製の筑子二本を回し打ち鳴らす。

 中 百八枚の木片でできているびんざさらを鳴らしながらの踊りも必見。

 西 歌詞の中にある七寸五分、今でいう二メートル三十センチ? 

 中 長いは袖のかなかい(じゃまの意)じゃ!って、歌詞通りになるわ! 正確には約二十三センチ。

 西 特徴的な歌詞が窓のサンサはデデレコデン、ハレのサンサもデデレコデン〜

 中 一度聴いたら忘れられないですよね。

 西 意味を調べたんです。

 中 お!

 西 全く分かりませんでした。

 中 期待させるなよ! 一説には太鼓音じゃないかとありますが、正確なところは謎ですね。歌詞が特徴的ですので、漫才で歌うと皆さんに覚えてもらえます。故郷の民謡が会場で大合唱が起きたときの快感はたまりません。師で大御所歌手の小沢千月先生にも言われました。漫才を通して若者にも民謡を伝えてほしいと。微力ながら、民謡の歴史をつなぐ気持ちで歌います!

 西 ♪ささら〜の竹は〜百八の木片〜スナップ利かせて〜響かせる〜

 中 こきりこ節の替え歌?

 西 楽器なら筑子よりささらの方が有名だから、「ささら節」の方がしっくりこない? 

 中 早速歴史変えるなよ!

 (随時掲載します)

合掌造りを背に披露されるこきりこ節の踊り=富山県南砺市で

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◆こきりこ節(一部) 富山県民謡

こきりこの竹は 七寸五分じゃ

長いは袖の かなかいじゃ

窓のサンサは デデレコデン

ハレのサンサも デデレコデン

※「サンサ」は、調子やリズムを調える囃子(はやし)言葉。意味は諸説あり定かではない。

 

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