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江口寿史イラストレーション展 彼女 世界の誰にも描けない君の絵を描いている

美しき瞬間、凝縮 江口寿史イラストレーション展 彼女

EDWIN公式インスタグラム #ジーパン女子のためのイラスト (C)2019 EGUCHI HISASHI

写真

 その瞳は真っすぐこちらを見つめ、今にもおしゃべりし、動きだしそうだ。

 二十一歳でギャグ漫画家としてデビューした後、日本を代表するイラストレーターとして活躍する江口寿史氏(63)。女性の美しい瞬間を絵に定着させることに四十年余り情熱を注いできた。その成果を顧みる展覧会『彼女』が茨城県筑西市のしもだて美術館で開催中。

 会場には三百点を超える原画・出力画が並び、初期の作風から現在に至る進化を伝える。パソコンで着彩する今も、下絵となる線画は手描きだ。筆ペンで柔らかな髪や顔立ち、服や靴のリアルな質感をポップなセンスで包(くる)み描く。そこにあるのはごく普通の彼女たちだ。庶民の風俗を描いたレンブラントや江戸の美人画を想起する人もいるだろう。漫画家・江口寿史が一枚の絵に込めた青春譚(ストーリー)を楽しみたい。問い合わせは同館=(電)0296(23)1601=へ。

 

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