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ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ

宗教的ビジョン 温かく 萩原敦子学芸員 寄稿

《秋 または ナザレット》1948年 油彩 ヴァチカン美術館蔵 Photo(C)Governatorato S.C.V. − Direzione dei Musei

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 「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」が東京都港区のパナソニック 汐留ミュージアムで開催中。ルオー芸術の集大成ともいえる本展の見どころを、同ミュージアムの萩原敦子学芸員に寄稿してもらった。

 二十世紀最大の宗教画家と呼ばれるジョルジュ・ルオー(一八七一〜一九五八年)。彼は、生涯にわたって、キリスト像や聖書の風景などの宗教的な主題を数多く描いた。当館の開館十五周年を記念する本展では、こうした主題を描くことで人間の苦悩、あるいは慈愛や赦(ゆる)しを表現したルオーの聖なる芸術を油彩画、版画など約九十点を通して紹介する。

 見どころは、ポンピドゥー・センターパリ国立近代美術館より出品される五点と、ヴァチカン美術館が日本に初めて貸し出す四点であろう。特に、ヴァチカン美術館所蔵の《秋 または ナザレット》は、ルオーが教皇ピウス十二世に寄贈した貴重な作品だ。ルオー独自の宗教的ビジョンが温かみのある色彩で描かれた大変美しい風景画である。お見逃しなく!

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 本展は12月9日まで開催。開館時間は午前10時〜午後6時(10月26日、11月16日は午後8時まで開館。入館は閉館の30分前まで)。11月21、28日、12月5日を除く水曜休館。入館料など問い合わせはハローダイヤル=(電)03(5777)8600=へ。

 

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