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世界遺産 国立西洋美術館開館60周年記念 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代

<ル・コルビュジエ展 原点を探る>(1)《暖炉》 シンプル、丁寧 建築に通じる

シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ) 1918年 油彩、カンヴァス 60×73cm パリ、ル・コルビュジエ財団 (c)FLC/ADAGP, Paris&JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

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 「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代」展(東京新聞など主催)が、国立西洋美術館(東京・上野公園)で開催されている。本紙の展覧会担当者が「ぜひ見てほしい」と推薦する出品作品を五回にわたって紹介する。

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 この作品が、暖炉を描いたものだと分かる人はきっと少ないでしょう。ル・コルビュジエを建築家として知る人は、砂の丘の上に立つ一軒の白い家だと思うかもしれません。

 彼は幼いころからデッサンや水彩に親しみ、建築家になってからも生涯絵を描き続けました。この絵は最初の油彩画といわれています。暖炉らしき台の上には白い箱のようなものと本が二冊、画面の左下には暖炉のたき口を囲む装飾部分がわずかに描かれています。

 余計な装飾を排除し、対象物をシンプルかつ丁寧に描いているところに、画家ではなく建築家としてのル・コルビュジエの一面が垣間見えるようです。 (大島万貴子)

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 同展は5月19日まで。5月7日と毎週月曜日は休館(3月25日、4月29日、5月6日は開館)。観覧料など問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600。

 

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