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世界遺産 国立西洋美術館開館60周年記念 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代

<ル・コルビュジエ展 原点を探る>(5)《レア》 自然物にも幾何学的構図

ル・コルビュジエ 1931年 油彩、カンヴァス 146.3×114センチ 大成建設株式会社 (c)FLC/ADAGP, Paris&JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

写真

 画面右奥には大きな木の幹があり、その前のテーブルにはバイオリンとガラスのコップが置かれています。一方、画面の左には黄色いドアから不思議な青い物体が浮かんで出てきています。実はこれはカキ。その下の白い物体は骨です。

 ル・コルビュジエは一九二六年から毎夏、ボルドー近郊のピケという小さな村で過ごしました。この村で自然に親しみ、そこから絵の着想を得るようになった彼は、それまで描いてきた瓶やグラスなどの日用品とは異なる、骨や貝殻などの自然物を描くようになります。

 受ける絵の印象は大きく変わりますが、幾何学的構図へのこだわりは変わらず、実はこの絵の裏面には構図の構想を練った規整線が残されています。

 (本紙展覧会担当・大島万貴子) =おわり

 ◇ 

 「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代」展は、5月19日まで、東京・上野公園の国立西洋美術館で開催。5月7日と毎週月曜日は休館(3月25日、4月29日、5月6日は開館)。観覧料など問い合わせはハローダイヤル=(電)03(5777)8600。

 

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