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世界遺産 国立西洋美術館開館60周年記念 ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代

<私の一点>(中)《暖炉》 人生のドラマが

シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ) 1918年 油彩、カンヴァス 60×73cm パリ、ル・コルビュジエ財団 (c)FLC/ADAGP, Paris&JASPAR, Tokyo,2018 B0365

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 ル・コルビュジエが設計した美術館でル・コルビュジエが描いた絵画を見る。彼が活躍したフランスでも実現できない希少な機会の展覧会で、ひときわ惹(ひ)きつけられた絵がある。

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 彼が「最初の絵画」と呼んだ《暖炉》。暖炉の上に置かれた白い箱と、二冊の本をクローズアップして描いた作品だ。若き日は盟友である画家オザンファンと切磋琢磨(せっさたくま)しながら画家を目指した。しかし、後に二人は袂(たもと)を分かち、ル・コルビュジエは建築の道に進み、やがて世界的な建築家となる。

 その出発点となる絵をじっと見ていたら、人里離れた荒野に建つ白い一軒家を描いた絵のように見えてきた。ポツンとした一軒家には、ル・コルビュジエの人生のドラマが詰まっているようだ。 (アートテラー・とに〜)

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 1983年、千葉県生まれ。元吉本興業のお笑い芸人で、現在は面白おかしい美術解説で活躍中。

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▼「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ−ピュリスムの時代」展は19日まで、東京・上野公園の国立西洋美術館で開催。13日は休館。観覧料など問い合わせはハローダイヤル=(電)03(5777)8600。

 

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