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モネ それからの100年

(4)バラの小道の家 心のひだに打ち寄せる波

1925年、油彩・キャンバス、個人蔵(ロンドン)

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 モネを知ってから六十年。心のひだに打ち寄せてくるモネの波が、そのたびに形を変える。

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 モネの絵画の抽象性に気づいたのは、マルモッタン美術館で晩年の作品の前に立った三十年前。そこに展示されていた、片方しか磨かれていない薄緑色をした度の強い眼鏡を見つけ、目の病気で絵が抽象化したのだと思った。

 否、それはずっと昔から彼の中にはあった。この小道のように、描く対象に自然が多かったので見えにくかっただけ。それが今回の発見。

  (真野響子=女優)

 ◇ 

 「モネ それからの100年」展(東京新聞など主催)は9月24日まで、横浜・みなとみらいの横浜美術館で開催中。8月16日を除く木曜休館。観覧料など問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600=へ。

 

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