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モネ それからの100年

(5)睡蓮、水草の反映 理想追い求める強い意志

1914〜17年、油彩・キャンバス、ナーマッド・コレクション(モナコ)

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 ジベルニーのモネの庭で庭師の手伝いをしたことがある。庭の光景は刻々と変化するが、この作品は池に風が吹いた一瞬を切り取ったかのようだ。

 画面には水草、スイレン、水面の三つの要素がある。空と水草の影を映した水面が画面に空間を生み、いけばなにおける「余白の美」に通じる東洋的な雰囲気さえ感じる。

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 本作は、かの有名な睡蓮(すいれん)の大装飾画に取り組み始めたころのもの。当時、モネは視力が衰え、妻と息子を相次いで亡くしていたことを思うと、画面から受ける穏やかな印象と裏腹に、理想を追求しようとするモネの強い意志を感じる。

 (假屋崎省吾=華道家)

 =おわり

 ◇ 

 「モネ それからの100年」展(東京新聞など主催)は9月24日まで、横浜・みなとみらいの横浜美術館で開催中。8月16日を除く木曜休館。観覧料など問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600=へ。

 

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