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モネ それからの100年

「モネ それからの100年」クイズ 第1問・クロード・モネ《海辺の船》

 出品作品の中から5点を、クイズで紹介します。何が描かれているのか? 想像してみてください。

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 モネの絵の一部です。なにを描いた部分でしょう?

(1)じゅうたん (2)荒波 (3)砂浜

クロード・モネ《海辺の船》 1881年 油彩、キャンバス 東京富士美術館蔵

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◆早春の陽射し 色彩で描く

 正解は(3)砂浜

 フランス北西部ノルマンディー地方の漁村、フェカンで描かれた作品。砂浜といえばベージュ色が思い浮かびますが、モネは少なくとも七種の色彩を用いて表現しています。画面から少し距離をとって眺めると、ランダムにちりばめられた絵の具の連なりが、たちどころに早春の陽射(ひざ)しを浴びた浜辺のイメージとなって立ち現れます。モネら印象派の画家が編み出した「筆触(ひっしょく)分割」の効果がいかんなく発揮された一枚。画面全体に多様な色彩がちりばめられた中、この画家にしては珍しく黒に近い色で平坦(へいたん)に塗られた船の胴体が、周囲の軽やかな筆致(ひっち)と明るい色彩をより引き立てています。

 (松永真太郎=横浜美術館主任学芸員)

    ◇

 「モネ それからの100年」展(東京新聞など主催)は9月24日まで横浜美術館で開催中。開館時間は午前10時〜午後6時。ただし8月10、17、24、31日と9月14、15、21、22日は午後8時30分まで開館。いずれも入館は閉館の30分前まで。8月16日を除く木曜休館。観覧料は一般1600円、大学・高校生1200円、中学生600円、小学生以下無料。問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600=へ。

 

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