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モネ それからの100年

「モネ それからの100年」クイズ 第4問・モーリス・ルイス《金色と緑色》

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 シルクシフォンのスカーフ?

モーリス・ルイス《金色と緑色》 1958年 アクリル、キャンバス 東京都現代美術館蔵

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◆ほのかにまとう光の気配

 正解は 絵の具の塗り重ね

 スカーフではなく、下塗りをしていないキャンバスに色を染み込ませ、また別の色を上から染み込ませていくことで、味わい深い色の層を生み出した、アメリカの画家モーリス・ルイスの作品です。妻にさえ制作現場を見せなかったルイスの技法は、今日なお謎に包まれているといいます。

 十七世紀にニュートンは、プリズムを通過した光がさまざまな色に分かれることを発見しました。錬金術師の秘密の実験のように、巨大キャンバスに色を重ね続けたルイスの仕事は、色をふたたびその根源に−光に−戻したい、そんな願いに貫かれていたのかもしれません。そう思わずにいられないくらい、彼の作品はいつも、ほのかな光の気配をまとっています。  (坂本恭子=横浜美術館学芸員)

      ◇

 「モネ それからの100年」展(東京新聞など主催)は9月24日まで横浜美術館で開催中。開館時間は午前10時〜午後6時。ただし8月17、24、31日と9月14、15、21、22日は午後8時30分まで開館。いずれも入館は閉館の30分前まで。木曜休館。観覧料は一般1600円、大学・高校生1200円、中学生600円、小学生以下無料。問い合わせはハローダイヤル=電03(5777)8600=へ。

 

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