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【全日本大会】

[総合]多賀、連覇か 茎崎、初優勝か きょう決戦

 全日本軟式野球連盟、東京新聞など主催、東京中日スポーツ後援

 神宮球場で22日、準決勝が行われ、前年優勝の滋賀・多賀少年野球クラブと茨城・茎崎ファイターズが決勝に駒を進めた。茎崎は第28回、31回、37回大会で3位入賞を果たしているが、決勝進出は初めて。茨城県代表の決勝進出は第23回の水戸市野球スポーツ少年団(水戸)以来となる。

 決勝は23日、午前8時半から同球場で行われる。

◆滋賀・多賀 投打ガッチリ

6回表、1死満塁、投ゴロの間に生還する多賀の二走・高田選手(いずれも安江実撮影)

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 強い。昨年の覇者・多賀少年野球クラブが投打がガッチリかみ合って、決勝戦に駒を進めた。

 「危なげないゲーム? とんでもないです。相手は、私たちが目標にしているチームを打破して勝ち上がってきたチーム。だから、選手には、今日が最後のつもりで戦えと、そう伝えました」と辻正人監督。豊上は、前日の3回戦、準々決勝で強豪の長曽根ストロングス、東16丁目フィリッパーズを連破して勢いに乗っていたが、終わって見れば10−0の大勝だ。

 雨の中でのプレーボールとなったが、序盤から優勢に進めた。2回1死満塁で1番打者の辻琉沙主将が中前に先制打。続く高田庵冬選手が中犠飛。さらに、2点を追加して、この回4得点。辻主将はこの後も打ちまくって、3安打3打点の大活躍だ。

 投げては、先発の身長141センチのエース・藤内翼選手が落ち着いたマウンドさばきで強打の豊上打線を翻弄(ほんろう)。一日70球ルールにより降板を余儀なくされたが、5回2死まで被安打2、無失点の快投。「6年間やってきたことを全て出す気持ちで投げました。明日もマウンドに立ちます」と胸を張った。

 昨年の優勝チーム枠で予選なしで出場している多賀。「だから、自分たちが強いとは思ってません。トーナメント表を見るとひるむので、5試合やるつもりでやっています。明日は、決勝ではなく、5試合目の試合です」と辻監督。デフェンディングチャンピオンにおごりも気負いもない。平常心で頂上決戦に臨む。

◆千葉県代表・豊上 ベスト4

 豊上ジュニアーズ(千葉)は多賀少年野球クラブに敗れベスト4。

 9点を追う6回裏、先頭打者の坂本幹太選手が出塁するも続かず。相手投手に要所を締められ、完封負けを喫した。

 高野範哉監督は「大会常連チームとの差が出てしまった」と振り返った。酒井一玖主将は「対戦してきたチームから『優勝してきて』と言われていたので、約束が果たせなくて悔しい」と涙。今回の大会を「全員でカバーし合いながら頑張れた」と振り返った。

 ▽準決勝

多賀少年野球クラブ

0401041|10

0000000|0

豊上ジュニアーズ

(多)藤内翼、辻琉沙−坊野幸樹

(豊)前田敬悟、金子昂永、田中空良−森岡大和

◆茨城・茎崎 流れ変えた5回

決勝進出を決め喜ぶ茎崎ファイターズの選手ら

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 “4度目の正直”だ。過去3度、3位入賞の経験を持つ茎崎が、悲願の決勝進出を決めた。「監督やコーチから、これまで決勝に行ったことがないのは聞いていました」と高島大悟主将が振り返る準決勝の相手は関東のライバル・不動。直接対決した、昨秋の関東新人戦決勝は敗れている宿敵でもある。

 「ことしのチームは当初、これまで全国大会に来たときほどの力はないと感じていたんです」と茎崎・吉田祐司監督。それでも、「県大会の前あたりからグッと調子を上げ、この大会に入ってからも、ずいぶんと成長を感じています」と、チームは春以降に急成長し、今なお伸び盛りだ。

 先攻の準決勝は初回に安打で出塁した安斎雄亮選手が相手守備の乱れで先制のホームを陥れながら、その裏に追いつかれ、2、3回も加点したものの、同じ点数を許し、不動にピタリとつかれる展開となった。「それでも、相手に1点でもリードされることがなかったのは良かった」と指揮官。5回に中村悠希捕手の安打から加えた1点で均衡を破り、最終7回にも2点を加えて勝負を決した。

 投げては「調子は良くなかったけど、丁寧に投げました」という先発・田中昇之介投手から「最近、コントロール良く投げられています」というリリーフの桜井創太投手への継投で、走者を出しながらも終盤をゼロに抑えきった。

 チームの歴史を塗り替える、ファイナルステージへ。王者・多賀との一戦に向け、吉田監督は「ことしのチームは、全国大会で戦いながら成長している。多賀の辻監督とは長く交流があるが、対戦は初めて。ことしも強さは目の当たりにしているが、なんとか勝ちたい。思い切って、悔いを残さないように戦いたい」と力を込めた。

◆東京第1代表・不動 涙の4強

 茎崎に敗れた不動パイレーツ(東京第1)。

 1点を追う6回裏、2死から満塁の大チャンスに。だが後続が遊ゴロに倒れ好機を逸した。最終7回のチャンスも生かせず、無念のゲームセット。一塁側スタンドに陣取った約60人の応援団からは悲鳴や落胆の声が漏れた。

 阿部光芯主将は「後輩たちに優勝旗を見せたかった。一から練習し直して再びここへ来てほしい」と泣きじゃくりながら言葉を振り絞った。

 ▽準決勝

茎崎ファイターズ

1120102|7

1120000|4

不動パイレーツ

(茎)田中昇之介、櫻井創太−中村悠希

(不)池田稜、吉岡獅音−阿部光芯

(東京中日スポーツ)

 

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