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初代山の神 34歳・今井、夢の五輪へ激走しMGC出場権ゲット!

6位でゴールする今井正人。MGCへの出場権を獲得した=東京都千代田区で(潟沼義樹撮影)

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 冷たい雨に、消えてかすみそうになったMGC切符だった。それを、今井は自らの脚で踏ん張り、きっちり手にした。「どうぞお先に」と、2番手グループで歩を進めたのが功を奏した。

 順大時代、箱根駅伝で3年連続区間賞を獲得し、「初代山の神」とあがめられたのは、もう、とうの昔。4月2日には35歳になる。

 「駅伝は箱根でやり切った。入社を機に、オリンピックのマラソンで勝負と決めていた。最低限MGC資格を手にしたかった」

 苦労人に、世界選手権、オリンピックの称号はない。2015年東京マラソンで、当時日本歴代6位となる2時間7分39秒をマーク、北京世界選手権の代表に選ばれた。だが、大会を前に髄膜炎を発症して出場はかなわなかった。既に届けられていた日本代表のユニホームは、福岡の合宿所に封印されたまま眠っている。

 「今井はもう終わったね」の声は本人にも届いていた。「そんな声を見返したかった。だが、今日の結果では、まだ見返せたとは思っていない。その一歩にはなったと思う」。1992年バルセロナ五輪の銀メダリスト、森下広一監督(51)が、新境地をと、昨年4月から9月まで、フリーにする時間を与えて「放牧」したのもよかった。6歳、4歳の男の子に加えて、今年4月に1歳になる女の子のパパである。「また、前を見たい」と、開眼したベテランは言った。 (満薗文博)

MGCの出場権を獲得した(左から)今井正人、堀尾謙介、藤川拓也、神野大地=東京都千代田区で(芹沢純生撮影)

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◆MGCシリーズ 男女ともに10日がラストチャンス

<MGC出場権獲得の条件> 男女のMGC出場権獲得は「MGCシリーズ」で指定のタイムと順位をクリアするのが条件の一つ。残るは男子が10日のびわ湖毎日、女子も同日の名古屋ウィメンズだけ。男子は2時間11分以内で日本人1〜3位に入るか、2時間10分以内で同6位以内に入ればMGC出場権を獲得。女子は2時間28分以内で日本人1〜3位に入るか、2時間27分以内で同6位以内に入れば権利を得られる。既に出場権を得た選手は日本人選手の順位に数えない。

 出場権を獲得するもう一つのチャンスが「ワイルドカード」だ。2017年8月から今年4月末までに国際陸連が世界記録を公認するレースに出て男子は(1)2時間8分30秒以内で走る(2)上位2大会の平均タイムが2時間11分以内−のいずれかを達成するのが条件。女子は(1)2時間24分以内で走る(2)上位2大会の平均タイムが2時間28分以内−のいずれかをクリアする必要がある。3日の東京マラソンを欠場した旭化成の村山謙太は、4月28日のハンブルク・マラソン(ドイツ)への出場を表明。他にも多くの選手が海外レースに望みを託すとみられる。

<東京五輪、MGCと東京マラソンのコース> 東京五輪とMGCのコースはおおむね同じ。浅草や東京タワーなどの名所を巡る。ただし新国立競技場が使えないMGCでは、神宮外苑が発着点となる。対して東京マラソンは東京都庁をスタートし、東京駅前にフィニッシュするコース。一部は五輪コースとも重なる。

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<東京五輪マラソン代表への道> 東京五輪の代表枠は男女各3。(1)9月15日のMGC優勝者(2)MGC2位か3位で男子2時間5分30秒、女子2時間21分0秒の「MGC派遣設定記録」を突破済みの最上位者(突破者がいない場合は2位が内定)(3)19年冬から20年春の国内3大マラソン(MGCファイナルチャレンジ)で5月に発表予定の「MGCファイナルチャレンジ派遣設定記録」を突破した記録最上位者(突破者ゼロの場合はMGC2位または3位の者)−の順で決定する。

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(東京中日スポーツ)

 

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