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言葉の壁 五輪に課題 駅や会場 多言語ボランティアに不足感

多言語対応のボランティアと話すジョスリン・ケールブルクさん(左)=東京都千代田区で

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 三日の東京マラソンは悪天候ながら過去最多となる三万八千人のランナーが参加した。このうち、海外からの参加者は八千人。「景色が素晴らしい」「ボランティアに感動した」などの評価が寄せられたが、言葉の壁や複雑な交通網に戸惑う人も。さらに多くの外国人が来日する二〇二〇年東京五輪・パラリンピックに向けて受け入れ態勢をどう充実させるか、課題は多い。 (岡本太)

 「最高の大会だ」。初参加したフランス人のジョスリン・ケールブルクさん(39)はゴール直後、ボランティアの女性に興奮気味に語り始めた。女性の黄色い帽子には「English」と書かれた赤いシール。女性は多言語対応ボランティアの一人だ。

 会場や周辺の駅には、中国語、韓国語、ドイツ語などを話せるボランティアも配置されたが、その人数は非公表だ。

 ボランティアがいない場所では案内図を探し回ったり、言葉が通じず困ったりする外国人の姿もあった。ジョスリンさんも「日本の鉄道は本当に難しい。助けがないと迷ってしまうよ」と苦笑いした。

 東京五輪・パラリンピックには八十万人の外国人が訪れるとの民間の試算がある。一方、ボランティアは全体で十一万人の予定だが、多言語対応ボランティアの数は未定。組織委員会と都は、訪日外国人数の見込みや会場ごとの予想人数を試算しておらず、ボランティアの配置などは今後検討する。

 ほかに、翻訳アプリの活用や分かりやすい案内表記、外国人から要望の多い無料Wi−Fiの整備も検討課題となる。都の担当者は「本番まで残り五百日余り。テスト大会などで経験を重ね、準備を進めていきたい」と話している。

 

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