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今井6位 神野8位 そろってMGC切符ゲット

(左)男子6位でゴールする今井正人 (右)8位の神野大地

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 かつて「山の神」の異名を取り、箱根駅伝5区を走った34歳の今井と25歳の神野が、そろってMGCの出場権を手にした。マラソンに苦しめられながら、五輪出場の夢を諦めなかった2人が、自信を取り戻し始めている。

 今井は、40キロすぎで並走する藤川を振り切り、日本勢で2番手の2時間10分30秒をマーク。順大出身で、2015年に髄膜炎で世界選手権を欠場して以来、なかなか結果を残せず「今井は終わった」と言われることもあった。「まだ見返せたとは思っていない。五輪のマラソンで世界と戦うという目標を軸に、ぶれずにやっていく」と思いを新たにした。

 青学大出身の神野はハイペースで進むレースに対応しきれず、15キロすぎで今井らの第2集団から後れを取った。「今日もだめかな」。弱気な思いがよぎる。

 これまで出場した4レース全てで重圧からか腹痛に襲われ、思うように走れなかったが「今回は何も対策せず、(腹痛が)起きても絶対に諦めない」。開き直ってしぶとく走り、一つずつ順位を上げて日本勢4番手の2時間11分5秒でゴール。不思議と腹痛はなかった。「どんなに注目を浴びても超えられると証明できた」と胸を張った。

 ただ、1位のレゲセとは2人とも5分以上の隔たりがある。「(世界との)差を現実的に受け止めた。MGC(の出場権)を取っても、手放しでは喜べない」と今井。まだ五輪出場を懸けたスタート地点に立っただけ。はるか先の頂上を目指す新たなレースが始まる。 (兼村優希)

 

 

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