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陸連総括「日本勢まだ力不足」 

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 雨が降り、スタート時の気温は5・7度。中盤は4・7度まで冷え込んだ。ゴール後の選手たちは寒さに震えながら「手足の感覚がなかった」と口にした。日本陸連の尾県貢専務理事は「非常に厳しい条件だった」と振り返る。

 悪条件にかかわらず、ペースメーカーは速いスピードで進み、20キロは予定の59分0秒〜20秒を上回る58分45秒で通過。日本勢はついていくのが精いっぱいで、21キロすぎに大迫、中村が離れ、22キロすぎには佐藤が集団から離脱した。

 9月のMGCをにらんで出場した大迫は寒さで体が動かず29キロ付近で途中棄権。日本陸連の瀬古利彦・マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは「賢明な判断。ここで無理してもメリットはない。中途半端なら(途中で)辞めて良かった」と、本番の秋へ向け一定の理解を示した。

 一方で優勝した24歳のレゲセは前半を1時間2分2秒で折り返し、雨が激しくなり、寒さが増した後半も1時間2分46秒でまとめ、2時間4分台でゴール。条件に大きく影響されない強さと世界基準の速さを存分に見せつけた。

 男子の日本勢は昨年から日本記録を2度更新するなど好況。世界との差は縮まりつつある。だが、瀬古リーダーはこの日の厳しい結果に「日本勢はまだまだ力が足りない。(世界の)トップは寒い中でもああいう走りができる。地力の差がある」と現実を直視していた。 (森合正範)

 

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