東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 地域のチカラ > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【地域のチカラ】

都市と地方関わり考える 杉並で南伊豆の漁師招きイベント

栗原心平さん(右)のオリジナルレシピによる調理のデモンストレーションでキンメダイをさばく佐野譲さん(左)=杉並区で

写真

 杉並区の交流自治体・静岡県南伊豆町の漁師を招き、都市と地方が交流するイベントが十六日、同区内であった。区民ら約六十人が参加。漁師らのトークセッションを通して、両区町の関わり方を考えた。キンメダイ漁を手掛ける漁師歴四十年の佐野譲さんと伊勢エビ漁の平山文敏さんに加え、料理家の栗原心平さんが登壇。フリーマガジン「職・漁師」の編集長で東伊豆町出身の大倉暁雄さんが進行を務めた。

 漁師の二人は普段の漁の様子や苦労のほか、漁を巡る現状も語った。佐野さんは地球温暖化による海水温の上昇や、漁師のなり手不足で海の環境が悪化していることを指摘。平山さんは、海につながる山の環境保全にも取り組み、木の伐採をしていることも紹介した。佐野さんは、区民が南伊豆町で漁協の「一日組合員」となり、漁を体験する企画を提案した。町の交流人口が増え、区民には南伊豆の海を親しむ機会になる。

 娘(6つ)と訪れた区内の会社員渡辺翠さん(39)は「熱意を持って漁師を続けているところが素晴らしい。機会があれば体験を通して関わりたい」と話した。

 続いて、栗原さんがオリジナルレシピで調理を実演。キンメダイのリゾットや、伊勢エビに卵白をあえた一品を作った。(渡辺聖子)

 

この記事を印刷する

PR情報