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【タイムライン】

東京五輪卓球「最強の6人」は誰だ 日本代表争い 世界上位ずらり

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 2020年東京五輪へ向け、卓球界は男女ともに日本代表の座をかけた争いが熱を帯びてきた。世界ランキングの上位にずらりと名を連ねる日本選手たち。メダル獲得の有力競技として期待が高いだけに、代表選手が決まる20年1月まで目が離せない。 (磯部旭弘)

◆今年の個人成績がカギ

 東京五輪のシングルス代表は男女とも、20年1月の世界ランキングで日本勢の上位2人に決まる。団体戦要員の3人目は、ダブルスの相性やランキングなどを考慮して日本卓球協会の強化本部から推薦される。世界ランキングは年間で高い成績を収めた上位8大会のポイントの合計を中心に算出されるため、今年の個人成績が行方を左右する。

 獲得ポイントの配分は個人戦優勝の場合、五輪と世界選手権では3000点、ワールドカップで2550点。年間を通して世界を転戦するワールドツアーのうち、格付けが高い「プラチナ」の大会では2250点が入る。準優勝以下でも結果に応じてポイントが手に入る仕組みだ。

 国際卓球連盟が今月初旬に発表した最新ランキングによると、男子トップは4位の張本智和(エリートアカデミー)。初出場を狙う15歳は「五輪代表レースを自分が引っ張っていきたい」と意気込む。丹羽孝希(スヴェンソン)が9位で続き、1月の全日本選手権で10度目の優勝を果たした水谷隼(木下グループ)が10位。水谷は「日本代表としてプレーするのも来年が最後だと思う」と東京五輪を花道に代表を引退する意向を表明しているだけに、今年に懸ける思いは強い。吉村真晴(名古屋ダイハツ)が26位、上田仁(岡山リベッツ)が29位と続く。

 女子は石川佳純(全農)が4位と台頭する若手を抑えて日本勢トップを維持する。全日本選手権で2年連続3冠の伊藤美誠(スターツ)が7位、17年世界選手権女子シングルス銅メダルの平野美宇(日本生命)が9位で、男子と同じくトップ10に3人がランクイン。さらに佐藤瞳(ミキハウス)が12位、芝田沙季(同)が14位につけ、実力者がしのぎを削る形だ。

 選手らは昨年から選考を意識した戦いを進めてきた。世界ランキングが高ければ国際大会でシードされるため、昨夏にはポイント獲得がより見込めるワールドツアーを優先し、同時期のジャカルタ・アジア大会を見送るトップ選手も多かった。シード権を得ることで、大会の序盤から実力上位の選手と対戦する構図を避けられるメリットがある。

 今年は春先から夏ごろにかけてワールドツアーが多く予定され、4月には世界選手権個人戦が控える。「一つの大会で誰かが優勝すれば形勢も変わる。すごく難しいシステムでもある」と水谷。日本選手にとって気の抜けない試合が続いていく。

◆リオは男女ともに快挙

2016年のリオデジャネイロ五輪男子団体で銀メダルを獲得した(左から)水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴=隈崎稔樹撮影

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 16年リオデジャネイロ五輪のシングルス代表は男子が水谷と丹羽、女子が石川と福原愛さんだった。団体戦メンバーとして男子は吉村、女子は伊藤が入った。

 15年9月の世界ランキングでシングルスの代表候補が決まった。強化本部の推薦で団体戦候補も選出され、16年5月のランキングで出場権が確定した。

 現在とランキングの算定方法は異なるが、選考レースで急浮上したのが吉村だった。14年9月時点で90位台だったが、ワールドツアーで好成績を残すなどして15年9月には18位まで躍進。その時点で日本勢3番手の位置につけ、代表入りをたぐり寄せた。

 リオ五輪では水谷がシングルスで銅メダルを獲得した。卓球で日本の男子、個人種目のメダルは初めての快挙だった。団体では男子が銀メダル、女子は2大会連続の表彰台となる銅メダルを手にした。

 東京五輪はシングルスと団体戦に加え、混合ダブルスが導入される。日本の壁になりそうなのは、やはり中国だ。ダブルスに代わって団体戦が採用された08年北京五輪以降、シングルス、団体戦のいずれも男女ともに金メダルを独占し続けている。

リオ五輪女子団体銅メダルが決まり、涙ぐむ福原愛(左)と万歳する石川佳純(中)、伊藤美誠=内山田正夫撮影

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