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【2020東京五輪】

五輪チケット サイト混雑 希望者悲鳴

チケット抽選申し込み受け付け開始をPRする(右から)自転車BMXフリースタイル・パーク男子の中村輪夢選手、渡辺直美さん、大橋未歩さん=9日、東京都内で

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 二〇二〇年東京五輪チケットの申し込みは九日、大混乱の中で始まった。開始後間もなく、販売サイトには「大変混雑しております」と表示され、つながりにくい状態に。観戦を楽しみにする人たちからは「全然つながらない」「待ち時間が長すぎる」と不満の声が相次いだ。

 「過去大会でもこんなに時間がかかることはなかった」。三月に九十二歳で亡くなった「五輪おじさん」こと山田直稔(なおとし)さんと長年、共に活動した「副団長」の石川恭子さん(49)=東京都杉並区=は、作業開始から六時間以上たっても受け付けが完了しないことを憤った。

 順番待ち中に、短くなった待機時間が延長されることもあったという石川さん。「ひどい仕組み。こんなに多くの人が一気にアクセスしないだろうと過小評価しすぎだ」と批判した。

 ツイッターでも「一時間待ったのにそこからまた一時間」「いつになったら購入できるのか」などの投稿が相次いだ。

 東京・お台場のオフィシャルショップでグッズを見ていた東京都港区の無職三戸祥子(さちこ)さん(71)は、販売サイトの混雑を知り、タイミングを見て申し込むことにした。「締め切りまでにスムーズに応募できるようになって」と注文を付けた。

 申し込み初日、各地では大会観戦に思いを巡らせた人も。「テニスを見たい」と声を弾ませるのは、校外学習でお台場に来た千葉県八千代市の秀明八千代高一年樋熊悠人(はると)さん(15)。修学旅行で大阪・ミナミを訪れていた徳島県鳴門市の男子高校生(17)は「空手が楽しみ」としながらも「東京まで行くのが面倒だし、テレビで十分」と冷ややかだった。

 東日本大震災の被災地では、宮城県蔵王町の自営業の四十代男性が「当選後にキャンセルできないのは不便。休みが取れるか分からないので、公式の転売サイトを利用したい」と、申し込みを見送った。

 

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