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【2020東京五輪】

「選手第一」貫き 五輪へ道 東京ボクシング存続

 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が強調してきた「選手第一」の方針を貫き、東京五輪出場を夢見るボクシング選手に道を開いた。五輪除外の選択肢は遅々として改革が進まぬ国際ボクシング協会(AIBA)の危機感をあおる切り札だったが、事態を重く見ているとは思えぬ楽観的な対応に終始。五輪が刻一刻と迫る中、最終的に統括団体の資格を剥奪して見切りをつけた形だ。 

 AIBAはIOCから分配金を停止されたり、資格停止の可能性を突き付けられたりと度重なる警告を受けながら、米財務省から「麻薬売買に関わる犯罪者」と指摘されるラヒモフ氏を新会長に選出した。反省の色は薄く、不正の疑惑がある審判や採点の問題でもIOCが満足する抜本的な改革には至らなかった。

 ボクシングは1904年の第3回大会から加わった五輪を象徴する伝統競技の一つで、IOCは除外を避けたい意向が強かった。「選手と、ボクシングという競技のために下した決定だ」とバッハ会長。問題の長期化による影響は避けられず、凍結されていた準備は今後急ピッチで進めなければいけない。 (共同)

◆「サポートに全力」渡辺委員

 【ローザンヌ(スイス)=共同】2020年東京五輪でのボクシング実施に向けて、予選方式の決定など準備を主導するIOCの特別作業部会の座長に任命された国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長が22日、取材に応じ「選手をサポートするために全力を尽くす」と述べた。渡辺氏は日本人唯一のIOC委員。

 IOCのバッハ会長は、渡辺氏が推進する人工知能(AI)を活用した体操の採点支援システム開発などを評価して任命したと明らかにし「公正な審判や採点に必要なことに精通している。大会組織委員会とも緊密な関係で、彼の経験に頼りたい」と期待を寄せた。

 

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