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【2020東京五輪】

高飛び込み荒井、五輪へ

女子高飛び込み準決勝で演技する荒井祭里=韓国・光州で(沢田将人撮影)

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 【光州(韓国)=共同】世界選手権第5日は16日、当地などで行われ、女子高飛び込み準決勝で荒井祭里(まつり=JSS宝塚)が312・45点の10位で上位12人による17日の決勝へ進み、来年の東京五輪代表に事実上決まった。決勝を棄権するなどの事態がない限り、東京五輪日本代表の女子第1号となる。

 15歳の金戸凜(セントラルスポーツ)は285・05点の17位で、今大会での五輪代表入りは果たせなかった。

 アーティスティックスイミング(AS)のチーム・テクニカルルーティン(TR)決勝の日本(乾、吉田、丸茂、塚本、福村、木島、小俣、安永)は92・7207点の4位で、3大会連続のメダル獲得を逃した。デュエット・フリールーティン(FR)予選で乾友紀子(井村ク)吉田萌(ザ・クラブピア88)組は92・4333点の4位で18日の決勝に進出した。

 水球で女子1次リーグD組の日本はイタリアに7−9で敗れ2連敗。オープンウオーター男子10キロの豊田壮(チームふくい)は39位、野中大暉(木下グループ)は45位でともに東京五輪出場権を逃した。

◆最後の一本決めた 10位で決勝進出

 水しぶきを抑え、きれいな入水を決める。18歳の荒井は女子高飛び込み準決勝の最終5回目のひねり技をまとめると、「思ったよりも点数が出てうれしかった」。70・40点が加わり、合計は312・45点の10位。個人種目では初挑戦となった世界選手権で決勝進出を果たし、東京五輪の代表入りを確実にした。

 1回目の「後踏切前宙返り2回半えび型」で71・40点と好発進しながら、課題としていた3回目の回転技で崩れ、決勝ラインぎりぎりの12位に後退。そんな瀬戸際で立ち直れたのは平常心を取り戻せたから。「失敗を考えても意味がない」と前だけを向き、挽回につなげた。

 競技を始めたのは6歳のとき。飛び込みのシンクロ種目で東京五輪代表1号になった38歳の寺内健や、リオデジャネイロ五輪8位の板橋美波らと同じ名門クラブに所属する。持ち味は入水技術の高さ。「脚がしっかりすれば、上もかちっとラインができてくる」。水面へぴんと伸ばした腕でなく、あえて下半身を意識して安定感を磨いてきた。

 演技が終わると、馬淵崇英(すうえい)コーチや寺内の元に駆け寄った。「あこがれの存在の寺内さんに続けてうれしい」。17日の決勝で順位が確定すれば、日本女子で初めて東京五輪の切符を手にする。高揚した思いを胸に再び舞う。 (光州・磯部旭弘)

 

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