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【2020東京五輪】

三上、五輪代表へ 迷い断ち演技 夢切符 世界水泳

女子3メートル板飛び込み準決勝で演技する三上紗也可=沢田将人撮影

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 【光州(韓国)=共同】世界選手権第7日は18日、当地などで行われ、女子3メートル板飛び込み準決勝で18歳の三上紗也可(米子DC)が307・95点の7位で12人による19日の決勝へ進み、来年の東京五輪代表に事実上決まった。決勝で棄権などの事態がなければ正式に代表となる。

 アーティスティックスイミング(AS)のデュエット・フリールーティン(FR)決勝で乾友紀子(井村ク)吉田萌(ザ・クラブピア88)組は93・0000点で4位だった。非五輪種目のフリーコンビネーション予選で日本(乾、吉田、福村、木島、熊谷、京極、丸茂、塚本、柳沢、安永)は93・0000点の4位で20日の決勝へ進んだ。

 水球女子の日本はオーストラリアに7−9で敗れて1次リーグD組を3戦3敗で終え、13〜16位決定予備戦へ。オープンウオーターの混合5キロリレーで日本(貴田、豊田、新倉、野中)は14位。

   ◇

 競技にかける決断は、間違っていなかった。初の世界選手権。18歳の三上は、女子3メートル板飛び込み準決勝で7位の307・95点を記録した。「実感はそんなになくて、ふわふわしている」。夢に見た東京五輪出場を確実にしてはにかんだ。

 予選で失敗した3回目の「前逆宙返り2回半」をきっちり修正し、気持ちを立て直した。踏み切りは万全ではなかったが、「その分、思い切り(体を)回そうと思った」。迷いを断ち、体に染み付いた演技をやり遂げると、この日の自己最高点に並ぶ67・50点をマーク。4回目は入水が乱れたが、5回目を手堅くまとめて決勝進出を決めた。

 マンツーマン指導を受ける安田コーチと話し合い、高校2年時には卒業後の進学を先延ばしにすることを決めた。出身の鳥取県米子市を拠点にし、県の強化支援などを受けて競技に専念する。練習時間は約6時間と中高時代の2倍ほど確保し、「やっぱり飛ぶことによって、演技がだんだん安定してきた」。トレーニングの日々は裏切らなかった。

 「自分にとって運命の競技だった」とさえ思える飛び込み。小学2年生のときに体験教室のチラシを見たのを機に始め、5年生で目標を「五輪でメダルを取りたい」と定めた。19日の決勝。来夏につなげるためにも、さらに上位を狙う。 (光州・磯部旭弘)

 

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