東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 2020東京五輪 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

【2020東京五輪】

20年舞台、課題残す お台場海浜公園 水質悪化 パラ競技スイム中止

パラトライアスロンW杯のスイムコース。水質悪化で中止となりランとバイクのデュアスロンに変更された=17日、東京・お台場海浜公園で

写真

 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックのテスト大会を兼ねて行われたパラトライアスロンのワールドカップ(W杯)は十七日、会場のお台場海浜公園の水質が悪化したためスイム(0・75キロ)が中止され、ラン(2・5キロ)、バイク(20キロ)、ラン(5キロ)の順のデュアスロンとして実施された。十一日に同じ会場で行われた水泳オープンウオーターのテスト大会でも選手から悪臭を指摘する声が上がっていて、本番へ向けて懸念が広がっている。

 スイムの中止は、国際トライアスロン連合(ITU)と二〇二〇年東京五輪・パラリンピック組織委員会などが十七日午前三時に開いた会議で決まった。十六日午後一時の水質検査で、大腸菌の数がITUが定める上限の二倍を超え、四段階のITUの分類で最も悪い「レベル4」だった。競技規則では水質が適合しない場合、スイムは中止すると定めている。

 日本トライアスロン連合の大塚真一郎専務理事は「台風による雨、潮目など条件がいくつか重なり想定範囲を超えた。今大会でテストした対策をこれから積み重ねていく」と述べた。ITUのマーカス・スポーツディレクターも「どう安全性を高めるか考えていく」と語り、対策を強化する方針を示した。

 お台場海浜公園の水質を巡っては、一七年夏の水質検査でITUの基準値の最大二十一倍の大腸菌が検出された。特に大雨の後に汚水が流入し菌が増えるとされる。今大会は流入を抑える水中スクリーンを設けていた。

 十五、十六日に行われた五輪予選のレースでは問題はなく、スイムは行われた。 (神谷円香)

 

この記事を印刷する

PR情報