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【2020東京五輪】

マラソン・競歩 札幌案 高橋尚子さん危惧「早くコース決めて」

9月のMGCで、東京タワーの前を2位で通過する鈴木亜由子=東京都港区で

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 シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんは17日、東京五輪のマラソンが札幌開催となることについて本紙の取材に「選手のために早くコース決定を」「選手や東京の人たちが納得できる説明が必要」と訴えた。高橋さんのコメントは次の通り。

  ◇ 

 突然のニュースで選手も驚いていると思います。長年の間、暑さ対策を続けてきて、すでに来年に向けてスケジュールを組んでいる日本の代表選手は動揺したかもしれません。一方、海外勢らが不慣れなコースを酷暑の中で走って熱中症になるようなリスクは減るでしょう。

 いずれにしても、一刻も早く札幌のコースを決めてあげてほしい。五輪は長い年月をかけて取り組んだ努力の結果が出ます。代表に決まっている選手は五輪を見据えた練習に入っています。コースを想定して走り込むので、コースが変われば練習メニューも違ってきます。試走やレースプランを練る時間も十分に確保したい。中ぶらりんで、選手が対策を取れない期間が長引かないようにしてあげてほしい。

 あとは、データの比較や実地調査を行い、本当に札幌開催が暑さ対策になるのかを科学的に分析してほしいと思います。東京は気温や湿度は高いかもしれませんが、ビル陰は多く、遮熱の舗装も施してあります。札幌はどうなのか。選手はもちろん、マラソン観戦を楽しみにしていた東京のみなさんも納得し、大会の成功に向けて気持ちよく後押しできるよう、十分な説明が求められます。

 

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