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【2020東京五輪】

マラソン・競歩 札幌案 選手ら戸惑い「移転は正直想定外」「どの会場でも力を」

 東京五輪のマラソン、競歩を猛暑対策のため札幌で行うことが確実な情勢となり、選手や指導者に波紋が広がっている。皇居近くで実施予定の競歩はコースに日陰がほとんどなく、選手側から対策を求める声が上がっていたが、男子50キロ競歩代表の鈴木雄介(富士通)は17日「東京からの移転までは想定しておらず、正直驚いている」と所属先を通じてコメントを発表した。

 鈴木は高温多湿のドーハで行われた世界選手権で金メダルを獲得。「選手、大会スタッフやボランティアの皆さま、観戦される方々の安全を第一に考えて決めていただきたい」と要望した。

 男子マラソン代表の中村匠吾(富士通)も「どの会場でも気象条件は変化する。どのような状況でも力を発揮できるよう練習を重ねていきたい」との談話を出した。

 「アスリートファースト(選手第一)」の考えが前面に出されているが、関係者は複雑な思いも口にする。マラソンの女子代表、鈴木亜由子を指導する日本郵政グループの高橋昌彦監督は「(選手に)満員の新国立競技場の中でゴールしたい気持ちはある」、男子代表の服部勇馬が所属するトヨタ自動車の佐藤敏信監督も「東京でやってほしいというのが本音。スタジアムにゴールさせてあげたい」と語った。

 

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