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【2020東京五輪】

カヌー・スラローム 羽根田 4大会連続五輪

カヌー・スラロームの五輪代表に決まった(右から)カナディアンシングルの羽根田卓也、佐藤彩乃、カヤックシングルの矢沢亜季、足立和也=カヌー・スラロームセンターで

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 東京五輪日本代表最終選考会を兼ねたNHK杯国際スラローム大会は20日、五輪会場となる東京都江戸川区のカヌー・スラロームセンターで行われ、男子カナディアンシングルは前回リオデジャネイロ五輪銅メダルの羽根田卓也(ミキハウス)が4大会連続の五輪代表に決まった。

 日本カヌー連盟は、選考対象大会の合計ポイントランキングで各種目日本勢最上位を代表にすると定めている。既に五輪出場が確定的だった羽根田は今大会3位だった。

 カヤックシングル女子は矢沢亜季(昭和飛行機工業)が2大会連続の五輪代表を決め、男子は足立和也(山口県体協)が初めて代表入りした。

 五輪初採用となる女子カナディアンシングルは佐藤彩乃(秋田病理組織細胞診研究センター)が代表に決まった。

 最終選考会を前に事実上、代表争いが決するほど国内では圧倒的な存在だ。おごることなく常に高みを目指してきた羽根田。4大会連続の五輪出場を決め、「五輪に出るのを当たり前だと思わず、一つも油断せずに取り組んだ結果」と胸を張った。

 挑戦する姿勢は準決勝と、出さえすれば五輪内定となる決勝にも表れていた。終始、果敢なライン取りでゲートぎりぎりを攻める。それでもゲートに触れるペナルティーを犯さないのが、羽根田らしい技術の高さ。世界の強豪に交じっての3位は誇らしい。

 意外にも2017年世界選手権以降、海外の試合で決勝にも進めない苦闘の日々が続く。だが光明がないわけではない。たとえば試合前の準備。今大会はウオームアップでなるべく体やウエアをぬらさないよう注意した。最近、少しの水分の重みで感覚が狂うことに気付いたといい、「準備をしっかりすることで、自分の感覚に近いこぎができた」と手応えを口にする。

 自国開催も追い風になる。「地の利がすごく生きる競技。流れの一つ一つを知っていることがタイムの伸びにつながる」。3年前、日本カヌー界に初の五輪メダルをもたらしたエースは来夏、さらなる栄光をつかんでみせる。 (多園尚樹)

<はねだ・たくや=スラローム男子カナディアンシングル> 16年リオデジャネイロ五輪で、カヌーで日本勢初の表彰台となる銅メダル。17年世界選手権7位。18年ジャカルタ・アジア大会金メダル。愛知・杜若高−コメニウス大大学院出、ミキハウス。175センチ、70キロ。32歳。愛知県出身。

<さとう・あやの=スラローム女子カナディアンシングル> 18年全日本スラローム大会兼日本選手権3位。19年世界選手権代表。秋田・角館高出、秋田病理組織細胞診研究センター。160センチ、52キロ。22歳。秋田県出身。

<やざわ・あき=スラローム女子カヤックシングル> 16年リオデジャネイロ五輪に兄の一輝と出場。18年ジャカルタ・アジア大会金メダル。19年世界選手権18位。埼玉・東野高−駿河台大出、昭和飛行機工業。156センチ、50キロ。27歳。長野県出身。

<あだち・かずや=スラローム男子カヤックシングル> 14年仁川アジア大会金メダル、18年ジャカルタ・アジア大会銀メダル。W杯では3位が2度。19年世界選手権代表。東京・八王子(現・八王子学園八王子)高出、山口県体協。175センチ、70キロ。28歳。神奈川県出身。

 

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