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【2020東京五輪】

山本、男子幅跳び銅 世界パラ陸上 4連続切符

男子走り幅跳び(義足)で3位に入り、東京パラリンピック代表に内定した山本篤=共同

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 【ドバイ=共同】パラ陸上の世界選手権第4日は10日、アラブ首長国連邦(UAE)の当地で行われ、男子走り幅跳び(義足T63)で前回リオデジャネイロ・パラリンピック銀メダルの山本篤(新日本住設)は6メートル40で3位に入り、東京パラリンピック代表に内定した。4大会連続。

 女子400メートル(上肢障害T47)はリオ大会銅メダルの重本沙絵(日体大大学院)が1分0秒65の7位で、今大会での内定を逃した。同1500メートル(知的障害)で古屋杏樹(彩tama陸上ク)は6位、蒔田沙弥香(愛知陸協)は7位だった。

 男子やり投げ(上肢障害F46)は高橋峻也(日本福祉大)が6位となったのが日本勢最高だった。

◆腰痛で「調整失敗」

 1本目は「まあまあ良いジャンプ」という6メートル39。2本目で6メートル40とわずかに伸ばした男子走り幅跳び(義足T63)の山本は、それ以降、躍動感のあるジャンプは見せられなかった。6月に腰を痛め、状態を見極めながらの練習しかできず、体力面に不安もあった。「現状の実力」と淡々と受け止める山本。それでも、リオデジャネイロ・パラリンピック銀メダリストは4位に大差をつけ、危なげなく代表を内定させた。

 記録が伸びなかった要因は助走のスピード不足。6メートル50以上を安定して出した上位2人に比べて劣った。「速さが今季まったく戻らなかった」と振り返るが、今年5月には3年ぶりに6メートル70を跳んで自己ベストを更新しており、跳躍の形自体は悪くない。

 今大会は100メートルにもエントリーできたが、得意な走り幅跳びに絞った。だが「完全に調整は失敗した。良い状態で臨めたかというとそうではない」と語る。腰の痛みの原因は分からないままで、けがとの付き合い方も課題だ。

 日本のパラアスリートの顔として活躍する。自らの大ジャンプで東京大会を盛り上げたい思いは人一倍強い。「内定をもらえたので、何の不安もなく東京に照準を合わせていく」と前を向いた。 (神谷円香)

 

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