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【2020東京五輪】

聖火リレー試走 厳戒態勢 カメラ装着の警察官も

東京五輪の聖火リレーのリハーサルで、車が入れない狭い道を走るランナー役=15日、東京都国分寺市で

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを控え、三月から国内で始まる聖火リレーのリハーサルが十五日、東京都内の三カ所であった。聖火リレーは「平和の祭典」の象徴の一つだが、過去の聖火リレーでは妨害などのトラブルも起きている。この日も警備担当の警察関係者らが、真剣な表情で見守った。

 リハーサルは、国分寺市の他、羽村市や八王子市でも実施。羽村市内では約三十台の車列を組み、ランナー四人が二百メートルずつ計約一・一キロを走った。

 環境省の名水百選に選定され、江戸時代に尾張徳川家の御鷹場に指定されていた「お鷹の道」(国分寺市)コースでは、車両隊列を伴わずにランナーが走った。

 清流沿いの遊歩道は道幅がようやく一人すれ違えるほどの狭い場所もあり、聖火ランナーを囲むように警備しながら走る「セキュリティーランナー」と呼ばれる警視庁の警察官も最少人数に。リアルタイムの画像を送るウエアラブルカメラを装着した警察官も周囲を警戒しながら走った。

 大会関係者は「さまざまな事象を想定している」と真剣な表情。トーチに火が付いていない状態でのリハーサルだったが、沿道では警察官が不審人物がいないか警戒にあたった。

 聖火リレーを巡っては、過去にもさまざまなトラブルに見舞われてきた。

 二〇〇八年の北京五輪では、チベット暴動に対する中国政府の弾圧で、世界各地で抗議活動が頻発。国内唯一のルートとなった長野市内では中国人とチベット支持者らが衝突した。

 警察庁によると、当時、警視庁などからの特別派遣部隊を含む最大約三千人態勢で警備。だが、コースに突然飛び出すなど妨害行為は相次ぎ、六人が逮捕された。

 警視庁はリハーサルの結果を踏まえて課題を検証し、本番に備える方針。

 聖火リレーは来月二十六日に福島県からスタートし、四十六道府県を回って、七月十日に都内に入る。 (木原育子、松村裕子)

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