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【群馬】

前橋の商店街 大型再開発案 百貨店移転、宿泊施設などを誘致

再開発の候補地。手前は前橋中央駐車場で奥はスズラン本館と新館=前橋市で

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 前橋市は24日、同市千代田町の中心商店街で市と地元百貨店「スズラン」を中心にした再開発準備組合を設立したと発表した。再開発案では、スズラン前橋店を移転新築させ、宿泊や教育の施設などを誘致し、イベント広場や立体駐車場も設ける見通し。ただ、スズランは再開発への正式な参加に慎重な姿勢を示し、同社の動向が鍵を握りそうだ。(菅原洋)

 市によると、十九日に設立した準備組合には計三十二の法人と個人が参加。敷地は千代田町二丁目の四番街区、八番街区と十一番街区の一部、四丁目七番街区などの計約二・三ヘクタール。このうち市有地が市中央駐車場やイベント広場など約六千五百平方メートルで、スズランの敷地約七千平方メートルに前橋店と新館、別館がある。

 再開発のイメージ図によると、前橋店は市中央駐車場がある八番街区へ北西に移転。別館がある一帯の国道17号沿いに宿泊施設を誘致し、立体駐車場も建てる。前橋店と新館がある場所はイベント広場を設け、専門学校などを誘致する。

 八番街区は高木政夫前市長が在任時、図書館を中核にした公共施設を建設する計画を策定。二〇一二年の市長選に立候補した現在の山本龍市長がこの計画や箱モノ行政に反対する公約を掲げ、初当選して計画を白紙にした経緯がある。

 山本市長は二十四日の定例記者会見で「民間の再開発に市が加わる形。公約があるので、今回の再開発は公共施設を中心に造るつもりはない」と明言した。

 市などは本年度に業者を選定し、一九年度に正式な組合の設立認可を、二〇年度に着工を目指す。市は事業費は示していないが、国の補助は一部で、多額の費用が見込まれる。

 スズランの幹部は取材に「商店街の活性化に協力はしたいが、費用や計画の実現性が分からず、その点を踏まえて検討したい」と述べた。

 

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