東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 1月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

災害の備え歴史に学ぶ 前橋で模型やパネル展示 15日まで 

写真

 前橋、高崎両市の遺跡や文化財から歴史上の災害を振り返る「災害を乗り越えた先人たち−考古学からみた災害と復興の歴史−」が前橋市本町の前橋プラザ元気21で開かれている=写真。十五日まで。高崎市高松町の高崎シティギャラリーでも十九日から二十八日まで展示される。両市と両市教育委員会の主催。いずれも午前九時から午後六時まで。無料。 (市川勘太郎)

 前橋、高崎両市は二〇〇七年度から毎年、連携事業としてテーマや時代を設定して文化財などを共同展示している。十二回目となる本年度は関東地方を震源とした八一八年の弘仁(こうにん)地震から千二百年が経過したことや、近年は全国各地で大地震や豪雨などが相次いでいることから、両市域で過去に起きた噴火や地震、水害などの様子を知り、防災意識を高めてもらうため災害をテーマにした。

 浅間山の噴火による軽石の実物や降り積もった火山灰から復旧した畑の模型などを展示。遺跡に残る平安時代の地震による地割れの痕跡や、水害に遭い水田を畑に作りかえた復旧の様子などもパネルで紹介。出土した弥生時代や古墳時代の土器なども展示している。入り口近くには約三万年にわたって地層が重なった様子が見てとれる高さ二メートルの「剥ぎ取り標本」が設置されている。このうち「姶良(あいら)・丹沢火山灰」は二万年以上前に現在の鹿児島県から飛来し降り積もった。

 前橋市教委文化財保護課の担当者は「過去の歴史を振り返り、現在に生かしてほしい。想定外の事態に備える心構えを持つきっかけになれば」と話している。

 前橋会場では十四日、高崎会場では二十日と二十七日の午後一時半から一時間程度、専門職員による解説が行われる。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報