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【群馬】

変わらぬ味、食べに来てね 来年で創業100年 前橋の洋食店「ポンチ」

改装した店内と町野義幸さん=いずれも前橋市で

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 二〇一七年五月から老朽化が原因で休業していた前橋市千代田町の老舗洋食店「ポンチ」が、改装工事を終え営業を再開した。一九二〇(大正九)年に開店し、来年は創業百年を迎える。四代目店主の町野義幸さん(49)は「受け継いできたレシピで変わらぬ味を提供していきたい」と意気込んでいる。 (市川勘太郎)

 同店の名物は創業当時のレシピを受け継ぐカレーライス。具材はタマネギとジャガイモ、豚肉とシンプルだが、程よい辛さと昔懐かしい味が特徴。同市出身の詩人萩原朔太郎も食したとされる。最近でも夕食用にと鍋を持ってカレールーを買い求める客がいるほど地元で愛されている。

 テレビドラマのほか、映画「クライマーズ・ハイ」のロケ地にもなった。劇中に登場する料理は町野さんが作った。

 町野さんは大学卒業後、東京都千代田区にあったホテル霞友会館のレストランで洋食の修業をした。父が体調を崩したため、前橋に戻りポンチを継いだ。

 改装にあたり、かつては一、二階で営業していたが、一人でも切り盛りできるようにと、一階の改装を優先。調理場から客の様子が見えるようにカウンターキッチンを取り入れたほか、座席はカウンターとテーブルの十五席に絞った。友人のコーディネーターと相談し「大正ロマン」をコンセプトに、壁紙や電球など細部にまでこだわった。

 町野さんは現在、昼間は前橋中央郵便局の社員食堂に勤めているため、店は夜間のみ営業している。カレーライスやハヤシライスなどメニューは限定的だが、今後はメニューも増やす計画。町野さんは「昔ながらのメニューに新しい料理も加え、気軽に立ち寄れる店にしていきたい。百周年に向けてイベントも考えている」と語った。営業時間午後五時半〜九時(日曜と月曜は定休日)。

創業当時のレシピを受け継ぐカツカレー

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