東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

<東日本大震災8年>「放射能の土壌汚染 県内でも」

講演する五十嵐高さん=桐生市永楽町で

写真

 東京電力福島第一原発事故後の現状や新潟・柏崎刈羽原発の再稼働に関する勉強会が10日、桐生市永楽町の西公民館であった。講師を務めた群馬大理工学部の元教授五十嵐高(たかし)さんは、福島原発事故から8年を迎える現在、県内でも放射能による土壌汚染があるとして、食べ物を選ぶことの重要性を指摘した。 (池田知之)

 五十嵐さんは、日立の技術者として福島第一原発4号機の設計や建設を担当。勉強会では、厚生労働省による県内の食品データなどを基にした上で、土を耕せない場所に生えている山菜は汚染があるとして、食べないよう勧めた。一方で、土を耕した畑で栽培したキャベツなどの野菜は安全だと説明した。

 東京電力が地元合意の上で目指す柏崎刈羽原発の再稼働については、将来の大地震発生や津波の危険性もあることから「事故があれば新潟だけでなく、隣県の群馬や山形などもある。地元だけが被害を受けるわけではない」と述べた。さらに原発事故が発生した際には、一般市民では状況を判断するのが困難なため、再稼働への同意は地元だけにとどまらせないことを訴えた。

 このほか、原発の構造物の仕組みや、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染などについても説明した。

 勉強会は、放射能の問題を考える桐生市の市民団体「むらさきつゆくさの会」が主催した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報