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【群馬】

<志尾睦子のそふとフォーカス> (55)啓蟄(けいちつ)の候 動きだす春

トーク後に記念撮影。初めての人も再会の人も一気に距離が縮まる瞬間

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 いよいよの三月、春の花が咲く頃にまた新しい映画祭に足を踏み入れてきた。愛知県豊橋市で開催された「ええじゃないか とよはし映画祭2019」である。昨年の「さぬき映画祭」で出会った森谷雄さんがプロデューサーを務める映画祭だ。

 森谷さんは東京に拠点を持つ映画製作会社の社長であり、大規模公開作品から小規模作品まで幅広く手掛ける映画人。シネマテークたかさきでも森谷さんプロデュース作品や、監督作の「サムライフ」も上映している。そのご縁で昨年は高崎映画祭にもお越しいただき、映画祭や映画の未来について熱い議論を交わさせていただいた。

 今年二月のさぬき映画祭でまたご一緒することとなり、一年間のそれぞれの活動報告をした。昨年の高崎映画祭で「映画祭から発信する映画を作りたい」と言っていたことを森谷さんは実現させたと言う。加えて、やはり昨年、高崎でご一緒した、栃木県那須塩原市で映画祭を立ち上げようとしている川岡大次郎さんも映画を作ったと聞かされた。

 「あら、実は高崎市も短編を作りましたよ」と私。互いに感激しながら、もうこれはまとめて上映するしかないね、と森谷さんは開催までひと月を切ったとよはし映画祭の企画をその場で考え始めた。負けじと私も二カ月後の高崎映画祭の新企画をその場で考えることとなった。

 かくして、三月八日のとよはし映画祭の初日、映画祭連動プログラムと題した企画が行われた。豊橋からは「家族マニュアル」、那須塩原からは「HARMONY」、高崎からは「高崎物語−夏−」、そして東京のインディーズシーンから生まれた映画祭「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」から「いつか輝いていた彼女は」が上映され、それぞれのプロデューサーと監督のトークイベントが開催された。

 昨年の春、高崎でそれぞれが夢物語を描いていた。それから一年。自分の土地でそれぞれがもぞもぞと活動し、いつの間にか一回り大きくなって穴から出てきた、そんな大集合に心が騒いだ。 (シネマテークたかさき総支配人)

駅に降り立った途端にずらりと並ぶ巨大フラッグ。心が踊る=いずれも愛知県豊橋市で

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