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【群馬】

やなぎさん アートの軌跡 アーツ前橋で6月23日まで

四つの機械が自動で動く演劇空間が広がる=いずれも前橋市のアーツ前橋で

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 現代美術と演劇の分野で活躍する現代美術家やなぎみわさんの作品を集めた「やなぎみわ展 神話機械」が、前橋市千代田町のアーツ前橋で開かれている。一九九〇年代半ばから発表し世界的に評価を得た写真作品のほか、二〇一〇年から始めた演劇プロジェクトから現在に至るまでの活動の軌跡を作品からたどることができる。六月二十三日まで。 (市川勘太郎)

 やなぎさんは、若い女性をモチーフにCGや特殊メークを駆使した写真作品を発表し注目を集めた。中でも制服を身につけた案内嬢が商業施設にたたずむ「エレベーター・ガール」や、女性に五十年後の理想の自分を語ってもらい、特殊メークやCGを組み合わせ撮影した「マイ・グランドマザーズ」などは高い評価を受けた。

 今回の展示会では写真作品のほか、日本神話と桃をモチーフにした最新作「女神と男神が桃の木の下で別れる」も展示。「女神と男神〜」は、夜の果樹園を懐中電灯を使い撮影。「古事記」に登場するイザナミとイザナギの物語をモチーフにしている。

 約一年前から取り組んでいる「モバイル・シアター・プロジェクト」では四つの小型機械による演劇も見どころだ。

 群馬工業高等専門学校生らが製作した手足が動く「のたうちマシン」のほか、どくろのオブジェを投げつける機械、せりふなどの音声や照明をつかさどる機械が自動で動く。ドイツの劇作家ハイナー・ミュラーや英劇作家のウィリアム・シェークスピアなどの戯曲の一場面を上演。やなぎさんが演出した。

 やなぎさんは「機械は人間の意思を超えるもの。いつもとは違った作品を機械で表現したかった」と振り返った。

 開館時間は午前十時〜午後六時。観覧料は一般六百円、学生と六十五歳以上は四百円、高校生以下無料。水曜日休館。五月一日は開館、同七日を閉館。

「女神と男神が桃の木の下で別れる」が展示された会場

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