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【群馬】

街の活性化 ミツバチが協力 前橋テルサに8000匹の養蜂箱設置

内藤さんが持つ巣枠にびっしりと集まったミツバチ

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 前橋市千代田町の複合施設「前橋テルサ」(12階建て)は、10階の中庭広場に養蜂箱を設置しミツバチを育て蜂蜜を作る「まえばしハニープロジェクト」を始めた。ミツバチを通じて子どもたちに環境問題を考えてもらう「ハチ育」を行うほか、採れた蜂蜜によるスイーツ作りなどで地域活性化に役立てる狙い。(市川勘太郎)

 プロジェクトの主体は前橋テルサを管理する前橋市まちづくり公社。資金面で建設機械のレンタルやイベント企画などを手掛けるコーエイ(同市上小出町)が創業五十周年の社会貢献事業としてイベント収益の一部を寄付して協力する。

 十七日午前、沖縄県の養蜂場から空輸で運ばれた西洋ミツバチ八千匹が二百平方メートルの中庭に到着。養蜂が趣味のFMぐんまパーソナリティーの内藤聡さん(43)がミツバチを落ち着かせる煙を噴射した後、巣箱の出入り口を開けた。

 巣箱が開くと、ミツバチたちは周辺を確認しながら飛んでいった。ミツバチは半径約二キロの範囲で行動する習性があるため、中心市街地や前橋公園にある植物などから蜜を集めてくることが見込まれる。養蜂箱は職員らが世話をする。

 ミツバチは環境汚染に対して敏感な環境指標生物とされ、近年は環境の変化に伴い減少していて問題となっている。

 前橋テルサの小野里芳弘館長(53)は「野菜や植物の受粉などミツバチが果たす役割は大きい。前橋は自然が豊かで、人間とミツバチが共存できる町として地域活性化につなげたい」と話す。

 今後は親子でミツバチに触れ合うワークショップを開催するほか、採れた蜂蜜を前橋テルサのレストランで提供することなどを予定している。

 前橋テルサ(旧名称・前橋勤労者総合福祉センター)にはホテル(二十二室)や多目的ホール、会議室、フィットネススタジオなどの施設がある。

設置されたミツバチの巣箱=いずれも前橋市の前橋テルサで

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