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【群馬】

龍馬愛用の拳銃と同型? 下仁田戦争ゆかりの旧家で発見

下仁田戦争当時のものとみられる拳銃(下仁田町歴史館提供)

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 幕末に尊王攘夷(じょうい)派の水戸天狗(てんぐ)党と幕府側の高崎藩が戦った「下仁田戦争」(一八六四年)。当時のものとみられる拳銃が地元の下仁田町に譲与され、二十日から町歴史館で公開される。拳銃は米国製の回転弾倉式で、坂本龍馬が高杉晋作から譲られたとされる銃と同型と考えられるという。展示は八月三十一日まで。

 町によると、拳銃は二〇〇九年十二月に同町仲町の旧家から発見された。旧家が所有者不明のまま富岡署に届け出し、前橋地検で保管していたが、法務省の許可を踏まえ、同地検が今年三月に町に引き渡した。

 拳銃は変色している部分が多いが、赤さびなどは少なく状態は良い。龍馬が愛用したとされるスミス・アンド・ウェッソン社製の拳銃と同型とみられるという。現状で殺傷能力はない。

 銃が見つかった旧家は江戸期の古文書や史料が多数残され、幕末期には天狗党幹部が分宿したと伝えられる。下仁田戦争と深い関わりがあったとされ、水戸藩士で水戸学の大家、藤田東湖の書籍や水戸藩との関係を示す古文書なども多数保管されている。

 こうしたことから同館は「単なる武器としてでなく、当時の時代背景を理解する上で貴重な史料」と評価。「幕末の世情を物語る資料として文化財的な価値が高い」としている。

 入館料は大人二百円、高校生以下無料。問い合わせは同館=電0274(82)5345=へ。 (石井宏昌)

 

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