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【群馬】

がん生存率、まとめて閲覧 県など連携 サイトを開設

県内主要医療機関の、がん生存率などを部位別にまとめて閲覧できる情報サイト

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 NPO法人「日本がん登録協議会」(東京)は、県や県内の患者団体などと連携し、県内にあるがんの主要な医療機関を対象に部位別生存率をまとめて閲覧できる情報サイト「群馬県のがん」を開設した。医療機関は個別に生存率などを公表する場合もあるが、このサイトは県内の主要な各医療機関の生存率を一覧できるために患者や家族に役立ちそうだ。 (菅原洋)

 協議会は一九九二年に設立され、がんに関するセミナーなどの啓発活動をしている。協議会の理事長を県衛生環境研究所の猿木信裕所長が務めている縁から、四月に全国の都道府県の中で先行させて群馬のサイトを作成した。

 サイトは協議会のホームページから入り、トップページにある「J−CIP」という場所をクリック。開いたページに表示される都道府県別の選択で「群馬県」をクリックすると開く。

 サイト内は「病院を探す」「主な部位の解説」など八つの分野に分かれ、「県のがんの状況」をクリックすると、施設別や部位別に生存率が閲覧できる。

 施設別で閲覧できるのは群馬大病院、前橋赤十字病院、高崎総合医療センター、県立がんセンターなど九つの医療機関。主に胃、肺、大腸、乳の部位別に、五年生存率がステージごとに分かる。ただ、主要な医療機関は病状の重い患者が集まりやすいなどの事情があるため、単純比較はできず、目安や参考にとどめて慎重に検討する必要がある。

 部位別では、食道、結腸、子宮、前立腺など十八の部位について、九つの医療機関を含む主要な各病院をまとめた五年生存率をステージごとに確認できる。

 また「療養生活上の困りごと」の分野では就労支援や金銭や生活への支援を、「支え合える仲間たち」の分野では県内の患者団体や交流の場を紹介している。

 猿木所長は「生存率のデータは各病院が個別に出してきた。患者はこのサイトでがんの幅広い情報を一元的に調べてほしい」と話している。

 

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