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【群馬】

新島襄の親戚・新島公義の人柄しのぶ書簡 同志社大で企画展

安中古文書学習協議会が解読した公義宛ての書簡の数々=京都市上京区で

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 同志社英学校(後の同志社大)創設者・新島襄の親戚にあたる新島公義(1861〜1924年)に宛てられた書簡の数々を紹介する企画展「新島家と安中藩」が、同大今出川キャンパス(京都市上京区)内のハリス理化学館同志社ギャラリーで開かれている。安中市の社会教育団体「安中古文書学習協議会」が内容の解読作業を行った書状が展示されており、公義が親族や友人らと交わしていた多様なやりとりを確認できる。 (深世古峻一)

 公義は安中藩士・植栗義達の次男として誕生。12歳の時に新島襄の実弟の養子となり、同志社英学校を卒業。キリスト教の伝道活動を日本各地で行った後、同校の事務職に就いた。1895年に同志社を去り、実業界に転身した。

 2016年に公義に宛てられた852通の書簡を愛知の古美術商から同志社大が購入し、同年にそれらを公開する企画展を開催した。しかし、明治から大正期にかけて書かれた書簡は、それぞれが個性的な書体で書かれており、内容を読み取れないものが多かった。

 18年に安中古文書学習協議会が「会員の勉強も兼ねて解読を手伝わせていただきたい」と同大に打診。約40人の会員が計102点の書状の内容を読み取る作業を約3カ月かけて実施した。会員の講師を務めている淡路博和さん(84)=同市=は「分からない文字は他の会員に照会するなどして全員が協力して解読した。本当に皆さん頑張られた」と苦労をねぎらう。

 解読を終えた書状のうち、36点が今回の企画展で展示されている。実兄の源次郎から不仲な弟夫妻の関係をどう取り持つべきかを相談された赤裸々な内容や、伝道活動を行った長野の関係者から公義がいなくなったことを惜しむ手紙などが確認でき、周囲に頼られていた公義の誠実な人柄がうかがえる。

 6月9日まで。月曜休館。午前10時から午後5時まで。問いあわせはハリス理化学館同志社ギャラリー=電075(251)2716=へ。

 

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