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【群馬】

LGBT配慮、群大指針 県内大初 情報保護、専用窓口など

性的少数者に相談を呼び掛ける専用窓口のポスター

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 群馬大は本年度から、LGBTなど性的少数者に配慮した「性の多様性に関する基本的考え」と、専用窓口の開設など十三項目の「対応ガイドライン」を策定して運用を始めた。学籍簿上で氏名の変更を認めることにし、その場合は親などへの連絡は本人の意向を尊重する。同種の取り組みは全国で進んでいるが、県内の大学では初めて。(菅原洋)

 基本的考えでは、本人が公開していない性的指向などが了承なく広まる事態を予防するため、大学が、個人情報の保護を徹底して安心して相談できる体制を整える方針を明記した。

 その上でガイドラインはまず、学生や教職員を対象に医師や社会福祉士ら専門の相談員が相談に応じる「にじいろラインメール」という学内の専用窓口を開設した点を挙げた。

 継続的に支援が必要な場合は、教職員らが相談対応チームをつくり、ガイドラインの策定にも関わった田中かず子・前国際基督教大ジェンダー研究センター長に随時助言を受ける。

 この他、学内の書類で性別情報が必要ない場合は性別欄の廃止を進め、授業などでは性別によって呼称を使い分けないようにする。

 トイレは性別に関係なく使える多目的のタイプを整備し、各種のユニホーム、更衣室、学生寮、健康診断なども配慮を進める。就職活動でも、希望先との橋渡しに乗りだす。

 ガイドラインの要旨は本年度から新入生に配る学生便覧に掲載している。

 担当する群大講師で、男女共同参画推進室の長安めぐみ副室長は「個人情報を厳守し、本人の学ぶ環境を整えるのが重要だ。全学で丁寧に、じっくりと取り組みたい」と話している。

 

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