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【群馬】

心に届く商店ポスター作り 電通の日下さん、桐生でワークショップ

完成したポスターを手にする坂口あまねさん(右)ら=いずれも桐生市本町で

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 インパクトのあるポスターなどでまちおこしに取り組む電通のコピーライター日下慶太さん(42)の講演会とワークショップが桐生市本町であった。ワークショップでは、参加者それぞれが市内の商店主らを取材して心に届くコピーを考案。目を引く宣伝ポスターを作った。(池田知之)

 日下さんは電通関西支社(大阪市)のコピーライターとして、大阪・新世界市場や東日本大震災の被災地のひとつ、宮城県女川町などでポスター展を企画。登場する店の特徴や店主らの人柄、本音をユーモアたっぷりのコピーと写真で表現し、話題を集めた。桐生での講演会とワークショップは日下さんが自著を出版したのに合わせ「本の町きりゅう大作戦」が企画した。

 十五日のワークショップには市民ら十二人が参加。三チームに分かれ、洋品店「桐生さくらや」と陶器店「セト粂商店」、レンタルスペース「ココトモ」を訪問して取材。店主らに仕事内容やセールスポイント、やりがいなどを聞き取りし、店内の様子をカメラで撮影。コピーを考え、ポスターを作った。

 桐生女子高校一年の坂口あまねさん(15)はココトモのポスターを制作。中学時代からココトモを自習に使っていた様子を再現し、自身が座って本を読む写真と「塾よりいいと思うよ、」「おかげさまで合格しました。」のコピーを合わせた。日下さんは「自分の言葉で書かれていて、本当に行きたくなる」と評価した。

 川崎市のライター船渡川由夏さん(45)はさくらや店主が商品の布生地をまとう写真に「いかようにも。僕を信じて。」とのコピーを付けた。「店主の存在感を輝かせたかった」と話す。

 十四日の講演会で、日下さんは五十人を前に広告論を熱弁。「広告を見てもらうためには、客観性や、楽しんでもらおうというサービス精神、シンプルさが大事だ」と指摘した。

 地域活性化の取り組みとして、福井県大野市と電通が組んだ人口減少対策プロジェクトも紹介。高校の卒業式で、臨席の保護者らが大野の魅力を歌詞に入れた「大野へかえろう」と題したオリジナルソングを合唱したことに触れ、地域を巻き込む仕事ぶりを語った。

心に届く広告の作り方などを語る日下慶太さん(左)

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