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【群馬】

入り込む パディントンの世界 県立近代美術館で挿絵原画など365点を展示

4コマ漫画の原画などが並ぶ会場=高崎市の県立近代美術館で

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 イギリスを代表する児童文学「くまのパディントン」の世界を紹介する企画展が高崎市綿貫町の県立近代美術館で開かれている。貴重な挿絵の原画や複製など三百六十五点が展示され、作品の世界観を楽しめる。二十三日まで。

 パディントンは南米ペルーからイギリスに来た子グマで、ロンドンに実在するパディントン駅でブラウン夫妻に出会い「パディントン」と名付けられた。ダッフルコートに帽子をかぶった紳士的な子グマが人間と生活をしながら起こすドタバタ劇が人気の作品だ。

 一九五八年、イギリスの作家マイケル・ボンドさん(一九二六〜二〇一七年)によって第一作目が出版され、これまで四十以上の言語に翻訳され、世界中で親しまれている。日本では六七年に福音館書店から日本語訳版が出版された。

 会場では、シリーズの挿絵で最も人気のある女性挿絵画家ペギー・フォートナムさん(一九一九〜二〇一六年)の貴重な原画二点が展示されている。年代ごとに画家が変わっていて、パディントンの姿の変化が楽しめるほか、作品を通してイギリスの文化や時代の移り変わりも分かる。

 四コマ漫画の原画やボンドさんの署名入りの手紙、これまでに販売されたぬいぐるみなども展示されている。

 同館学芸員の佐藤聖子さん(46)は「映画で初めて作品を知った人も多いと思う。オリジナルの良さや物語の面白さを感じてもらい、作品を読むきっかけになれば」と話している。

 開館時間は午前九時半〜午後五時。観覧料は一般八百二十円、大学・高校生四百十円。中学生以下は無料。 (市川勘太郎)

 

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