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【群馬】

<志尾睦子のそふとフォーカス> (69)ある初日の出来事

公開初日、赤鬼だけに赤いカーディガンで登場したおちゃめな兼重淳監督(右)と=14日、前橋市のユナイテッド・シネマ前橋で

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 今年も半年が過ぎ、下半期の予定がどんどんスケジュールに書き込まれるようになって来た。スケジュール管理といえば、私は手帳とインターネットアプリを併用していて、アプリの方ではひと月を見渡せるマンスリータイプを土曜日始まりに設定している。

 土曜日始まりの汎用(はんよう)手帳はそうはないので、手帳はせめてもの日曜日始まり。映画の公開初日が土曜日だから、私の一週間は土曜日から始まる。そのため時間経過が目で分かる形になっているととてもいい。

 手帳とアプリの併用は、始めたころこそ手間取りもしたけれど、今ではとても要領よく使いこなせている。しかし最近それがまた変化を見せて来た。映画の初日が金曜日に移行して来たのである。

 日本では長らく映画の公開日は土曜日だった。五年ほど前からハリウッドの流れを受けて金曜日初日が導入され、働き方改革もあって大手映画会社がどんどん金曜日初日を開始するようになった。当館での公開作品はまだ土曜日始まりが主流だけれど、時折、金曜日始まりがあるので、感覚的にもスケジュール管理的にも、まだちょっと慣れないところがある。

 さて。そんな折「泣くな赤鬼」が公開された。群馬出身の兼重淳監督の最新作で、昨年の夏にオール群馬ロケで撮影された映画だ。全国のシネマコンプレックスでロードショー公開される、いわばメジャー作品。今回私は群馬上映に関わる事務局として、チケットの販売や宣伝展開のお手伝いをさせていただいた。

 本作も初日が金曜日。東京での舞台あいさつは監督とキャスト皆さんがそろうと聞いて、群馬はないんだと寂しく思っていたら、なんと初日に監督が来てくださるという。東京の舞台あいさつは土曜日だから、金曜日の夜なら何とかして駆けつけられるということだった。

 兼重監督の多忙さを知っているだけに、そのお気持ちが何よりもうれしく、そして金曜日始まりに初めて感謝をした。こうしたことが起こるなら金曜始まりも悪くないな、と思えた出来事だった。(シネマテークたかさき総支配人)

 

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