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【群馬】

慰霊登山用のつえにメッセージ 日航機墜落事故 藤岡の小学生ら

慰霊登山用のつえに真剣な表情でメッセージを書き込む児童ら=藤岡市で

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 520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から34年となる8月を前に、藤岡市の同市立美九里東小で25日、5、6年生49人が、上野村の御巣鷹の尾根への慰霊登山用のつえにメッセージを書き込んだ。 (市川勘太郎)

 つえは、同市上大塚の本多一助さん(78)が作った。十七歳の時に労災で両足を切断した本多さんは遺族の力になりたいと、一九九二年から慰霊登山用のつえ作りを始めた。つえは友人が神流川の河川敷で伐採したニセアカシアを一〜一・二メートルに削り、乾燥させてニスを塗った。手にかけるひもや滑り止めのゴムを先端に取り付けるなどして約三カ月かけて作った。今年は約百本準備した。

 孫が同校に通っていたことが縁で、二〇〇一年からは同校の児童がメッセージを書き込むようになった。

 同校六年の田中陽菜さん(12)は「けがなく無事にのぼってください」と書いた。「二度と同じような事故が起きないように願い書いた。登る時にこの言葉を見てほしいです」と話した。

 児童の様子を見守った本多さんは「真剣に書いてもらいありがたい気持ち。また来年も頑張って作りたい」と意気込んだ。つえは、七月に本多さんが上野村役場に届ける。

 

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