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【群馬】

幻の「盛装男子」東日本初公開 県立歴史博物館 県内出土の埴輪116点展示

東日本初公開となった埴輪「盛装男子」=いずれも高崎市綿貫町の県立歴史博物館で

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 県内各地で出土した埴輪(はにわ)を紹介する企画展「集まれ!ぐんまのはにわたち」が高崎市綿貫町の県立歴史博物館で開かれている。東日本初公開となる幻の埴輪のほか、昨年実施した埴輪の人気投票「群馬HANI−1(はにわん)グランプリ」で入賞した埴輪を含む全百十六点が展示されている。九月一日まで。 (市川勘太郎)

 県内では古墳などから多くの埴輪が出土し、その数は日本一と言われ、埴輪の種類や特徴、歴史について知ってもらおうと企画された。

 目玉となるのは、奈良国立博物館所蔵(奈良市)で東日本では初公開となる埴輪「盛装男子」。出土した古墳は不明だが、装飾品や色付けなど六世紀後半に県内の前方後円墳から出土した埴輪と共通点が多いことから、県出土だと考えられている。

 前面の保存状態が良く、太刀(たち)を携える様子が表現され、ズボンを結ぶ帯「脚結(あゆい)」には鈴が付くなどの特徴がある。ズボンの部分には当時の色も残っている。

 「HANI−1グランプリ」で一位に輝いた、藤岡市の下毛田(しもだ)遺跡から出土した人物埴輪「笑う埴輪」も見られる。顔だけでなく、全体を見渡せる。エントリーした百点のうち四十点を展示している。

 会場では、十六市町村別に出土した埴輪を並べ、発掘調査の様子や古墳群の写真もパネルで紹介している。馬に人が乗る珍しい埴輪やイノシシやニワトリなど動物の埴輪も見どころだ。

 同館学芸員の飯田浩光さん(39)は「昨年のグランプリに出品された埴輪の多くを見られるのはこの企画展が最初で最後。間近で埴輪の細部を見てほしい」と話す。

 開館は午前九時半〜午後五時。観覧料は一般五百円、大学・高校生二百五十円、中学生以下無料。月曜休館。

群馬HANI−1(はにわん)グランプリで1位になった「笑う埴輪」

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