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【群馬】

舞台の広さ 国内最大級 高崎芸術劇場 20日開館前に内覧会

メインホールとなる大劇場。国内最大級の舞台面を持つ

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 高崎市がJR高崎駅東口に建設していた「高崎芸術劇場」(栄町)が二十日開館する。オープンを前に報道機関向けの内覧会があり、メインとなる大劇場や県内初の本格的音楽専用ホール、舞台や客席が可動式で多彩な使い方ができるスタジオシアターなど最新の設備が公開された。地元の群馬交響楽団の新たな活動拠点としても活用される。 (石井宏昌)

 地上八階、地下一階建てで延べ約二万七千平方メートル。一九六一年に建設され、群響の拠点となっていた群馬音楽センター(同市高松町)の老朽化に伴い、後継施設として約二百六十億円をかけて整備した。

 赤茶色が基調の大劇場(二千三十席)は多目的ホール。舞台は間口が二十八メートルと国内最大級の広さで、音楽センターでは難しかった複雑で大規模な演出が可能になり、ミュージカルやオペラにも対応できる。音響反射板使用時にはコンサート専用ホールと同等の音楽空間を生み出すという。「舞台と客席の一体感」が評価されていた音楽センターの理念を継承し、客席を緩やかな扇形に配置した。

 黒色に統一されたスタジオシアターは舞台の奥行きを変えることができ、全面フラットな床面にもなる。演奏や演劇、舞踊、能など幅広い用途に利用でき、ロックコンサートなど立ったままの鑑賞では最大千人収容できる。音楽ホール(四百十五席)は本格的な音楽専用ホールでリサイタルなどの活用を想定。全体に木材を使い、木のぬくもりと音の響きにこだわった。このほかスタジオやレッスンルーム、リハーサルホールなどを備える。

 劇場によると、本年度の公演は約百本が決まっている。佐藤育男副館長は「国内最高水準の劇場と自負している。『音楽のある街高崎』の中心的役割を担ってきた群馬音楽センターの精神を継承し、より多彩なジャンルの演奏会を市民に紹介し、国内外に発信したい」と話した。

 二十日は記念演奏会として世界的な歌手を招き、群響と高崎第九合唱団がベートーベンの「交響曲第九番」を演奏する。開館に合わせ、高崎駅と劇場を結ぶペデストリアンデッキも開通する。

(上)可動式の舞台や客席で、多彩な使い方が可能なスタジオシアター (下)木のぬくもりと響きにこだわった音楽ホール=高崎市の高崎芸術劇場で

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