東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

空き物件改修 初期投資ゼロ 桐生の建設業者が開始

 桐生市などの建設関連業でつくるグループ「有志職人集団ぷらっと」は、家屋や事務所の所有者が初期投資が不要な大規模改修、リノベーション事業「0(ゼロ)工事」を始めた。職人らは仕事の空き時間を利用して物件を改修し、入居者が決まった時点で工事費を請求。人口減少に伴う空き家解消の一助となるビジネスモデルとして、特許出願中だ。

 ぷらっとは2013年に結成。市内を中心に、設計事務所や大工、電気、給排水の工事、左官など17事業所が参加し、仕事を紹介し合うなどして事業を効率化している。

 0工事では、一般的な工事より3倍長い工期を設定。各事業所に既にある建材を活用して新たな発注を減らし、コスト削減を図る。職人は天候不順などの仕事の空き時間を使い、0工事の作業に当たるため、労働力の有効活用も狙える。働く時間が融通でき、育児中の女性らも活躍できる。

 ぷらっとが物件のリフォームを終えても、入居者未定なら、所有者はその時点での支払いは不要。入居者が決まり次第、所有者はぷらっとに工事費を一括で支払うシステムだ。入居者が決まらない場合、所有者の負担は生じない。

 市内を中心に年間3棟の受注を目指し、8月には初事業として同市相生町の物件で着工。鉄骨2階の倉庫の一部を住宅に改修する。

 設計と工事を手掛けるリビングオオハシ(桐生市錦町)の代表で、ぷらっと代表の大橋知岳さん(48)は「まちづくりに協力できれば」と話している。 (池田知之)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報